【宗教】チェーンメンテのメーカー推奨を調べた話【チェンシコ】

けん

マジで宗教。
オフロードショップや全日本ライダーの人でも言ってることが異なる。

初心者の皆さんが一度は悩んだことがある問題、それは…

チェーンメンテ諸説ありすぎ問題

その答えを出そうと思う。

チェーンメンテの宗派

一口にチェーンメンテナンスと言っても、こんなに宗派がある。

チェーンメンテの宗派
  1. チェンシコ+注油で潤滑良くなる派(正統派)
  2. チェンシコ+注油で錆止めになる派(サビ止め派)
  3. 意味ないから何もしない派(反対派)
  4. ノンシールチェーンを灯油にブチ込む派(過激派)

けん

それなりにどの宗派も説得力はある。

では、それぞれの宗派の言い分を見ていこう!

…その前にチェーンの動きを復習

チェーンの動きはDID公式の解説が神がかり的にわかりやすい。

以後、この用語で説明するからこの機会に覚えてほしい。

出典:大同工業様

シールチェーンは、ピンとブシュが摩耗しないようにグリスをシールで封入しているぞ!
逆に、シールのないチェーンがノンシールチェーンです。

けん

いま売られているチェーンはほとんどシールチェーン。
このシールチェーンのメンテが諸説あるって話だな。

[宗派1] チェンシコして注油するのが長寿命で潤滑良い派

ルブは潤滑油にはなるし、サビ止めにもなるという考えです。

こんな人も多いのではないでしょうか。

初心者

チェーンの仕組みは知らんが、チェンシコしてる

ある意味正しいです。

チェンシコして注油する派の言い分はこんな感じ。

チェンシコ派
  • シールで封入しててもグリスは飛ぶよ
  • シール内にもルブは浸透するよ
  • シール周りの錆止めでもルブは有効だよ
  • 古いルブが固まるからチェンシコも必要だよ

すげー正しそうに見える。

最後に結論付けますが、私もコレが正解だと思います。

[宗派2] 注油で潤滑はしないけど錆止めにはなるよ派

ルブは潤滑油にはならないけど、サビ止めにはなるという考えです。

サビはシールが破れの原因になるので、注油はしとこうって派閥です。

サビ止め派
  • シールでグリスを封入してるんだからルブは潤滑には関係ないよ
    (一時的に潤滑性が上がってもルブはすぐブットぶよ)
  • 封入してるからシール内にルブは浸透しないよ
  • シール周りの錆止めにはなるよ
  • 古いルブが固まるからチェンシコも必要だよ

けん

あれ?これも正しそうに見える…。

チェーンの潤滑性能の本質は封入したグリスに左右されるんだから、ルブの有無は潤滑性に関係ない。

なんかコレも正しいように見える。

[宗派3] シールでグリス封入してるから注油意味ないよ派

ルブは潤滑油にもならんし、サビ止めにもならん!チェンシコは逆効果!という考えです。

注油意味なし派
  • シールでグリスを封入してるんだからルブは潤滑には関係ないよ
    (一時的に潤滑性が上がってもルブはすぐブットぶよ)
  • 封入してるからシール内にルブは浸透しないよ
  • そもそもメッキ加工してるから錆びないよ
  • シール破る可能性があるからチェンシコもやめた方が良いよ

けん

は?これも正しそうやんけ。

注油しても全く意味がないという派閥です。

メッキ加工のシールチェーンを使ってる場合、理論的にはおかしくないです。

もうよくわからなくなってきた。

[宗派4] ノンシールチェーンを灯油で洗って注油しまくるよ派

そもそもシールチェーンを使わない過激派です。

注油意味なし派
  • シール破れたらグリス漏れて無力化されるからシールチェーンは使わないよ
  • ノンシールだからルブで潤滑されるよ
  • シール破れる心配ないから古いルブ落とすのに灯油でガシガシ洗うよ

けん

フゥー!過激派!男前!

オフローダーに多い過激派です。

「土や砂埃でシールが破れるため、いっそシールチェーンを使わない」という境地に達した人です。

これはこれで一つの正解。

なぜみんな言ってることが違うのか。

私が思うに、利用用途が違うので言うことが違ってるのもあると思います。

チェンシコ派

(オフや雨の日走って水に濡れるから)
メッキしててもチェーンはサビるし、グリスもルブは飛びやすい!
チェーンメンテは必須!

注油意味なし派

(雨の日走らないしオンロードツーリングするだけだから)
メッキしてるから錆びないし、グリスは漏れない!

けん

カッコ内の意図が上手く伝わってねえなコレ

じゃあ誰の意見に従うのが一番いいの?!って迷ってしまうと思うので、メーカーの意見を聞いてみましょう。

メーカーはチェンシコを推奨!

日本が誇るビッグチェーンメーカー、DIDのHPを見るとチェンシコを推奨している!

メッキ加工をしていても錆びることがあるし、古いオイルは落とした方が良い!っていう話のようだ。

けん

Twitterにいるバイク詳しいおじさん達は言うことがみんな違うので、メーカー推奨を守るのが無難だと思うよ。

試しにDIDのHPの方法で注油してみようと思う!

使う道具

ここに書いてあるのはただのオススメ!もし持ってたら追加購入の必要はないです!

チェーンクリーナー&ルブ!

けん

メーカーの純正メンテナンス用品が一番無難よ。
間違いなく変な製品じゃないし、なぜかDIDの2本セットはめっちゃ安い。

チェーンブラシ

適当なのでOK!でも金属などの硬いブラシはシールを痛めるのでやめよう!

ペーパーウエス

柔らかい布ならなんでもOK!ただしオイルでベトベトになるので再利用不可・・・。

ペーパーウエスを使い捨てるのがおすすめ。

チェーンの汚れ落とし方法

まずチェーン全体にチェーンクリーナーをぶっかけます。

安いもんだしケチらない。

ちなみにパーツクリーナーはNG!
パーツクリーナーは樹脂を攻撃するのでシールが傷んでしまいます。

クリーナーが行き渡ったらブラシで擦る!強くやりすぎないように注意。

ローラー(チェーンの真ん中)とプレート(チェーンの外側)両方を拭きましょう。

フゥー!ピカピカ!

でもローラー部分の油が切れてしまって、このままだと錆びてしまいます。

錆びはシールを攻撃するので、シール破れの原因になります。

必ず注油しましょう。

チェーンの注油方法

缶をよく振ったら真ん中のローラー部分に注油します!

けん

外側に注油してもあんま意味ない。

一通り注油したら余分な油を拭き取ります。

注油するとローラー部分にオイルが行き渡っているはずです!

まとめ!みんなチェンシコしようぜ!

何より、チェンシコするとチェーンがピカピカになるから気持ちいい!

横から見た時、チェーンの占める面積って結構大きいんですよね。

美しい愛車を保つためにも、チェンシコしましょう!

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