WR250R/XのD-UNIT電源取り出し方法解説(USB/電熱ウェア/ドラレコ)

けん

どうしてんの?って聞かれてハッとした。今まで記事書いてなかった…。

WR250R/Xの電源取り出し方法について解説します。
ぶっちゃけ好きにしたらいいと思うんですが、なるべく綺麗に纏まるようにオススメの方法を書いておきます。

結論:電源取り出しユニットを買おう

いきなり結論を書きますが、電源取り出しユニットを買うのがベストだと思います。
これが一番綺麗に配線できますし、メインハーネスの傷も最小限で、ヒューズ管理も面倒ではないです。
デメリットとしては導入に3000円掛かるところですが、正直安いと思います。

けん

やり方は後半の方に書くよ。
いいから解説しろって人は後半へどうぞ!

電源取り出しの方法は大きく4つ

電源の取り出しは方法が無限にあります。
ぶっちゃけUSBでスマホ充電するくらいならどの方法で良いと思います。

電源取り出しの方法
  1. 電源取り出しユニットを取り付ける(推奨)
  2. 既存配線から分岐させる。
  3. ヒューズから分岐させる。
  4. バッテリーから直接配線を取る。

①電源取り出しユニットを取り付ける

専用の電源取り出しユニットを取り付けます。
特に、WRは純正機能が少ないので、USB電源・タコメーター・ドラレコ…とたくさん取り付ける人はコレがオススメです。

メリット
  • 1か所から複数電源を取ることができる
  • ヒューズ管理を集約できる
  • ACC(キーオン)と連動した電源管理ができる
  • 防水対策も完璧

デメリット
  • お金が掛かる
  • 小さいながら収納場所が必要
けん

私はコレ。②だった時期もありますが、やっぱ専用製品って無難よ。

② 既存配線から分岐させる

既に引いてあるヘッドライトやテールランプ、ナンバー灯等の配線から分岐して電源を取る方法です。
配線の分岐方法は、一度配線を切断してギボシにする方法や、配線分岐用のクリップ(?)を付ける必要がありますが、いずれも既存の配線が傷つきます。

メリット
  • 圧倒的に安い
  • ACC(キーオン)と連動した電源管理ができる
  • 防水対策は熱収縮チューブ等を使えば問題ない
  • 必要な位置と近い箇所から配線を取ることができる

デメリット
  • 配線が傷物になる
  • 何本もやると配線がワケワカランことになる
  • ヒューズの計算が面倒くさい
  • 電源トラブルが起きてヒューズが飛んだら元の機能も道連れ
けん

一番やられてる方法だと思います。私も一時期ヘッドライト配線から取ってました。

③ヒューズから電源を分岐させる

ヒューズボックス内のヒューズを電源取り出し用の製品に差し替える方法です。
既存配線を傷つけないためスマートですが、ヒューズボックス加工が必須になるので個人的には好きじゃないです。

メリット
  • 安い
  • 配線が傷つかない
  • ACC(キーオン)と連動した電源管理ができる

デメリット
  • ヒューズボックスから配線を出す穴あけ加工が必要
  • 何本もやるとヒューズボックスが汚くなる
  • 電源トラブルが起きてヒューズが飛んだら元の機能も道連れ

けん

ハンドルとヒューズボックスの距離が近いので、ハンドルにUSBつけたい!って人はいいかもね。

④バッテリーから直接電源を取る

禁忌とされる方法ですが、一番簡単です。

メリット
  • 安い
  • 配線が傷つかない
  • ヒューズの計算が不要

デメリット
  • キーオンと連動しないのでバッテリー上がりの可能性がある

けん

全身電熱ウェアで30A使うんです!とか大容量な場合を除いて避けた方が良いと思います。だってキーオフでも電気流れるって怖くない?

D-UNITを取り付けてみる

前置きが長くなりましたが、D-UNITを取り付けてみます。
こちらが買ったD-UNITです。

車体側配線は3本接続します。

  • U字赤:バッテリープラス
  • U字黒:バッテリーマイナス
  • 赤ギボシオス:ACC電源プラス
けん

細かいけどバッテリー接続部分なんでU字にしたん?
O字じゃないと振動で外れたりトラブルの元だと思うんだが…気になるなら加工しろってことかな。

アクセサリー側は5Aが2本、7.5Aが1本のギボシが最初から出ています。
D-UNIT全体で20Aまで使えるので、電熱ウェア上+電熱グローブくらいならD-UNITからとって問題なさそうです。

中はこんな感じ。ヒューズのアンペア数は基盤に書いてある通り。
USB充電は2Aだから5Aのヒューズ部分を使ってOK。この辺は接続する電子機器の消費電力量を調べてヒューズを選びましょう。7.5A超えるって相当だけどね。

早速バッテリーにD-UNITを接続してみます。
バッテリーまでのアクセス方法はバッテリー交換の記事に詳しく書いてるよ。

バッテリーご対面

プラスとマイナスそれぞれにD-UNITの端子を接続します。

問題のACCですが、私は余ってるナンバー灯の配線を使用しました。
(DRC製テールランプはナンバー灯とテールランプが一体式なので、純正のナンバー灯配線が余ります)
このナンバー灯のプラス(青)とD-UNITの赤をギボシで接続しました。

ここの青配線と
D-UNITの一番下の赤ギボシを接続しました。
けん

ACCっていうのはキーをオンにした時に通電するところのこと。
テールランプの常備灯やヘッドライト等です。
テキトーに取るとキーオフでも通電したり、何かのスイッチをオンにした時だけ通電するから気をつけよう!

D-UNITのギボシはCA/CB103という細い規格なので注意!
ヤマハ純正はCA/CB104という太い規格なので、お手持ちのギボシだと合わない可能性が高いです。
下のようなギボシセットを買って挑みましょう。正直ホムセンのが安いかも。

いざ!通電確認!

接続できたのでテスター(注射みたいなやつ)で通電を確認します。
まず電源オフ(キーオフ)の状態、通電していないのでテスターは光りません。

次に電源オン(キーオン)の状態、通電してテスターが光りました。

この時に「キーオフだけど通電する」「キーオンだけど通電しない」という状態なら何か配線をミスってます。

まとめ!これでドラレコもUSB充電もOK!

これでドラレコもUSB充電もD-UNITから取ればOKです!
D-UNITの1番のメリットは配線がシンプルなこと。トラブルが起きたらD-UNIT見れば良いですからね。
直接配線をしている人もこの機会に電源集約してみてはいかがでしょうか!

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