【WR250X】バイク屋に任せず自分で1年点検をやってみた。【WR250R】その2

前回からの続きです!

この記事で説明するのは主に異常チェック、メンテナンスの説明!

 異常チェック、メンテナンスの項目 


(1) チェーンの注油、清掃
(2) チェーンの緩みチェック、調整
(3) アクスルシャフト注油
(4) レバー注油
(5) クラッチワイヤー注油
(6) レバー位置調整
(7) 排気漏れの確認
(8) 各部ネジ増し締め


前回の消耗品交換編はこちら!


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1. チェーン注油

頻度:500km走ったら/雨の中走ったら
チェック項目:(1)

みんな大好きチェーンメンテ。

こういうのを1つ買っておくと重宝します。

僕の場合はこんな順序でやってます。

1.メンテナンススタンドにかける。

2.チェーン清掃用シャンプーを吹きかけてしばらく放置する。

3.シャンプーを流し、再び新しくシャンプーをかける。チェーンを磨く。

4.チェーンルブを吹く

大事なのは、駆動するチェーンの中心を綺麗にし、注油すること。

バイクの外側から見える部分を綺麗にしてもあんま意味がないです。

※僕はバイク買ったばかりの時そうしちゃってました…。

2-3. チェーン調整/アクスルシャフト注油

頻度:1年に一度(新品チェーンをつけた後1ヶ月後)
チェック項目:(2) ~ (3)

チェーンの調整です。

コレは好みがありますが、メーカー推奨は8~15mmの垂みだそうです。

まず、リアのアクスルナットを緩めます。

そしたら、左右のチェーン調整のメモリを合わせます。

左側

右側

ここのメモリが合っていないとタイヤが斜めについてしまいます…。

合わないときは下記の

①を緩めて

②を締めたり緩めたりして調整します。

この時、

ホイールがバイクの後に動くとチェーンは張り、

ホイールがバイクの前に動くとチェーンは緩みます。

# すごく当たり前ですが…

僕の画像ではチェーンがほぼ新品なので伸びておらず、がっつり緩めな目盛りです。

オフ化していて頻繁にホイールを変えている人はこのタイミングでアクスルシャフト(中の棒)を抜いてグリスアップしましょう。

シャフトを抜いたらパーツクリーナーをかけてグリスアップするだけ。

詳細なアクスルシャフトの外し方はこの記事が参考になります!


4-6. レバー関連注油/調整

頻度:3ヶ月に一度くらい
チェック項目:(4) ~ (6)

せめて1年に1回くらいやりましょう。

クラッチケーブルの寿命が大幅に変わります。

こんな感じのインジェクターとオイルが必要です。

持ってない人は1年点検に関係なく買った方がよいです。

やり方はレバー交換と同じ手順です。
上側のこのネジと


下側のこのネジを緩めます。


両方10mmです。こんな感じ。


そしたらワイヤーが付いているタイコを外します。

知恵の輪とも言えないくらい簡単なので、捻ってみてください。

まずは外したレバーのグリスが付いている部分をすべてパーツクリーナーで綺麗にします。


そしたら、ネジとネジ穴を万能グリスでグリスアップします。

これでレバー側のグリスアップは完了。

ワイヤー側はワイヤー調整用のネジを回して、ワイヤーが外れる位置に調整します

こんな感じ。

外したワイヤーのゴムカバーをずらして、このくらいワイヤーが見える状態にします。

そしたらワイヤーインジェクターをワイヤーに取り付けます。

取り付け方は…ネジを緩めてワイヤーを嵌めてネジを締めるだけです。


そしたらこの穴から注油します。

あとはレバー側のタイコをはめる穴など、シリコングリスで注油しておきましょう。

右レバーはワイヤーじゃないので、レバーだけの注油でOKです!

戻すときはレバー位置を調整しましょう。

レバーをつけた状態で下の図の赤を緩め、青を回すことでクラッチの遊びが調整できます

調整し終わったら赤を締めて固定しましょう。

7. 排気漏れの確認

頻度:3ヶ月に一度くらい
チェック項目:(7)

私はエキゾーストパイプもサイレンサーも純正のままなので、あまり気にしたことはありません。

社外マフラーにしている人で、ガスケットを自分でつけた!

という人はたまにチェックしましょう!

WR250Xのマフラーは以下のパーツ構成です

・エンジンから伸びたエキゾーストパイプ

・サイレンサー


つまり、排気が漏れるとしたら以下の2点です。

1.エンジンとエキゾーストパイプの間(赤丸)

2.エキゾーストパイプとサイレンサーの間(青丸)


エンジンを掛けて手を近づけたり、線香の煙を当てて、排気が漏れていないか確認します。

手を近づけて風を感じたら漏れているかもしれません。

もし漏れている時はパーツを交換する/液体ガスケットを塗るなど処置してください。



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8. 各部ネジ増し締め

目に見えるネジを全て増し締めしてみてください。

※緩みがないかのチェックなので、ギッチリ締める必要はありません。

マメな人はトルクレンチでサービスマニュアル通りのトルクで締め直してあげて下さい。

バイクの右側も左側も、後ろも前も全部のネジをチェックします。

少なくとも、以下の写真に写る箇所は全部です!

9. まとめ

メンテナンス、できましたか?

工賃が浮いたらラッキー!と思って始めた一年点検でしたが、こんなに大変とは思わなかったです。

バイク屋さんに払うお金には、それ相応の対価があるんですね。

時間がある時はまた挑戦したいと思います!

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