WR250X/Rのスプロケ変えたら速度表示がおかしくなることないですか?
あれを直そうっていう試みです。
WR乗りの皆さん、スプロケ丁数は変えてますか?
加速寄りにしたい!ツーリングで高速巡行したい!という用途でスプロケの丁数を変更する人は多いと思います。
WRは後輪に速度センサーがあり、スピードをメーターに表示する仕組みなので、スプロケを変えるとメーターが狂います。
これを直そうってのがスピードヒーラーです。
もくじ
買ったのはAIPROのスピードヒーラー
買ったのはAIPROのスピードヒーラーFor YAMAHA motorcyclesです。
専用設計でカプラーオンです。WRだけでなくR1等の他YAMAHA車にも取り付け可能。
付属品は本体とタイラップ、説明書だけです。
なんてシンプル。こういうのでいいんだよ、こういうので。
気になるお値段は12,188円(税抜)!たっかーい!
でも公式サイトなら8000円強で購入できます。
Amazonで出品されてることがあるけど損だよ。
なのでアフィリエイトリンクは貼らない。繰り返しですが公式サイト(リンク)で買いましょう(案件じゃないよ)。
スピードヒーラー取り付けに必要な外装の取り外し
早速取り付け方法です。まずはシートを外します。
ちなみにここは蝶ネジ+バネワッシャーにしておくと便利。
出先でシートを開ける時に工具不要で開けられるようになります。
あとはシートを下気味に後ろに引っ張るだけ。上には外れないので注意。
次に左サイドカバーを外します。ここのネジを外して
手前に引っ張って
進行方向側の下気味に引き抜くだけ
取るものはこれだけ、外装の外し方は簡単ですね。
分からない人はこっちでもう少し詳細に解説してます。
外すものはコレだけです。
外装がうまく外せていれば車体左側は今この状態のはずです。あってますか?
スピードヒーラー取り付け方法
スピードヒーラーを取り付ける前にまずメーターをオンにして後輪を回してみます。
メンテスタンドにかけて足で回すとメーターを確認しやすいです。
メンテスタンドがない人は押してみましょう。
次にスピードヒーラーを割り込ませるカプラーを外します。
同じ形状のカプラーが複数あるので注意してください。赤丸の位置のカプラーです。
カプラーが固まって外れない時は落ち着いて色んな方向に優しく振動を与えてみてください。
外れるとこうなってます。
した画像の人差し指の爪のところを深く押して引くだけで外れるはずです。
整備始めたばかりの頃、カプラーの外し方がどうしても分からず苦しんだ思い出。
これで慣れない人にも伝わるだろうか。もし分からなかったらコメントしてね。
この状態で再度メーターをオンにしてタイヤを回してみます。
スピードメーターが動かなければ正しいカプラーを外せています。
あとは外したカプラーにスピードヒーラーを割り込ませるだけ。
あとはスピードヒーラーを設定するだけです。
AIPROスピードヒーラーの設定方法(むずい)
AIPROはコンパクトに収めようとするあまり、ボタンが1つ/LEDが1つと設定に必要なインターフェースが最小限です。
そのため、説明書の文章だけで設定すると凄まじく困難です。
手順①スピードヒーラーをメーター補正モードにする
まずはキーオンにしてスピードピーラーのボタンを長押しします(まだ「離す」と書くまで離さないでください)。
するとスピードヒーラーがLED点滅を始めます。LEDの点滅回数が1回→10回と増えていくので、5回目の時にボタンを離してください。
ボタンを話した後、LEDが赤と緑の高速点滅になったら成功です。
※これでメーター補正モードに入ります。
手順②メーター補正設定
メーター補正モード中に再度ボタンを長押しすると、赤と緑がゆっくり点滅します。
マイナス補正なら赤、プラス補正なら緑の時にボタンを離します。
スプロケを加速寄り(F小さくorR大きく)にしたなら赤
スプロケを最高速寄り(F大きくorR小さく)にしたなら緑です
次に補正する数値をXX.X%の形で全3回入力します。
数値はそれぞれ長押し→入力したい数値のLED点滅回数のところで離すを繰り返すだけです。
1回目の入力で10の位、2回目で1の位、3回目で0.1の位を入力します。
【数値計算式】
(現在のFスプロケ丁数/現在のRスプロケ丁数)/(純正のFスプロケ丁数/純正のRスプロケ丁数)×100-100
※WR250Xの純正スプロケはF13T/R42T、WR250Rの純正スプロケはF13T/R43T
【計算例(WR250XをF12T,R46Tにする場合)】
(12/46)/(13/42)×100-100≒(0.26)/(0.31)×100-100≒-16.1
計算が難解すぎて草
紙にメモりながら電卓叩いてから作業した方が無難です。
3回目の数値を入れてLEDがオレンジ点灯したらOK。数値は保存されてるのでキーオフしても大丈夫です。
スピードヒーラーの収納
問題はスピードヒーラーとカプラーをどこに収納するかです。
現状のスピードヒーラーのお姿は下の画像のようになってると思います。
なんとか綺麗に収めたいところ。
まずはカプラー部分を折りたたんでシートフレーム下に押し込みたいですが、少し配線がタイトです。
私は配線をまとめている熱収縮チューブ的なやつを少し切りました。配線を切らないよう注意です。
そしたらカプラーを押し込んで、デバイスはシート下に入れておきます。
もしリチウムイオンバッテリーを導入している場合はバッテリー周りのスペースに余裕があるので綺麗にいきそうですね。
デバイスはシートフレームにタイラップでつけるとズレなくていい感じ。
まとめ!試走して動作チェックはしよう
私はスプロケ丁数を大きく変更していたので体感で修正されたのを確認できました。
可能ならお友達に同じ速度で走ってもらい、メーターが補正されていることを確認しましょう。
ボッチはつらい。
正直、車検がないのでメーター補正しなくても脳内変換で困らないって人が多いとは思う。
けど色々不都合はあると思うのでの機会に修正してみましょう!
補正値ですが、スマホ向けにアプリが出ているので、それを使うと楽だと思います。
マルケジーニに交換した際にタイヤサイズが変わるので補正しました。
iOS向けのアプリは、SHv4 Calculatorです。Androidもあるかわかりませんが…。
非常に参考になりました!
ちなみに私もマルケに変えてるのですが、タイヤサイズが変わるとはどういうことでしょうか。。
純正もマルケもホイール径は17inchだと思いますが、つけるタイヤの扁平率や幅が変わって外周が変わったということでしょうか…?
タイヤサイズという書き方が語弊を招いたかもしれません。
申し訳ありません。
外周が変わるということを言いたかったです。
なるべく正確な速度域で走行距離をカウントして欲しいため入れました。
話が変わって申し訳ありませんが、今後はすふとインジゲーターのインプレとかあると嬉しいです。
けんさんのアイプロのストアからシフトインジゲータをポチッとしてしまったので…