世界一詳しいWR250R/Xのスプロケ・チェーン交換!

メンテナンスの大定番、チェーン/スプロケ交換です。

中古車を買った時もチェックして、摩耗してたら交換してしまいましょう!

けん

初心者でも交換できるように超詳しく書くけど、その代わり長くなります。ご容赦ください!

動画もあるよ

WR250X/Rのチェーン/スプロケの純正スペック

WR250X/Rのチェーン/スプロケの基本情報はこんな感じです。

フロント丁数リア丁数チェーンサイズチェーンリンク数
WR250X13T42T520108丁
WR250R13T43T520108丁
けん

WR250Rの方が低速に振ってあるんですね。

ちなみにリアスプロケの数字が大きくorフロントスプロケの数字を小さくすると、加速が良くなり最高速が落ちます。最高速を上げたい場合は逆。

オススメのチェーン/スプロケ丁

オススメはないです。すいません…。利用用途によって変わります。

けん

例えば桶スポだと13T-44Tの組み合わせが多いらしい。

13T-44Tだと各コーナーで丁度良いギア選びができるようです。

加速に振りたい場合はフロントの丁数を下げることをオススメします。

フロントを1丁小さくするのとリアを3丁大きくするのが同じ効果です。

リアを大きくするのは盆栽カスタム向けですね。

ネットでは50Tまでは純正チェーンガードの使用を確認済み。リアスプロケの巨大化は自己責任で導入ください。

必要なチェーンリンク数

スプロケを大きくするとチェーンの長さも必要になるので、チェーンのリンク数も増えます。

自分の希望するスプロケ丁数でチェーンが何リンクになるかはDIDのチェーンリンク計算表で簡単に分かります!

簡単な表にするとこんな感じ。多分あってるけど必ず計算表で確認してね。

フロントリアチェーンリンク
13T42T108
13T43T108
13T44T109
13T45T109
13T46 T110
14T42T108
14T43T109
14T44T109
14T45T110
14T46T110

今回買ったスプロケ丁/チェーンリンクは?

私が買ったのは、スプロケ13T-43T、チェーン108リンクです。

リアだけ1丁大きくしました。多分体感は誤差程度の違いしかないでしょう。

理由は、オフホイールがもう1組あり、オフのスプロケを変えないのでチェーンリンク数が増やせないためです。

もしホイールが2組以上あって加速に振りたい!という人はフロントスプロケを変えると全ホイール共通で加速感が変わります。

お買い物リスト

必要なお買い物を纏めておきます。

チェーン

基本何でも良いですが、よほどハードにオフを走らない限りシールチェーンを買った方が良いでしょう。

最近はモタード/エンデューロ向きを謳うシールチェーンもあります。

私が買ったのはこちら。たかーい!(WebikeでDID40%オフ中セールのとき買いました)

フロントスプロケット

フロントスプロケットはサンスターを選択。サンスター好きなんですよ。

安いのが好きな人はDRC製が数百円リーズナブル。

フロントスプロケットナット

サービスマニュアルに交換と記載があります。高くないので買いましょう。

純正ナット(型番:90179-18010)

リアスプロケット

リアスプロケットはISA製を購入。耐久性や加工精度が素晴らしいとオフ乗りの方々にやたら勧められました。

どうやら8耐3連覇のYZF-R1を始めトライアル、モトクロスレースでかなりのシェア率がある模様です。期待大!

ちなみにラフロ特注モデルもあり、そちらはブルー/ブラックとかなり珍しい色をしてます。かっけえ。

チェーンカッター/圧入/カシメ器

それぞれ買ってもいいけど、カッターとカシメがセットになっているものがオススメ。

私が買ったのはNANKAIの3ウェイツール。

もっと安いものもあるけど、レビューに「使えない」とか書いてあることがあるので注意しましょう!

チェーンクリーナー/ルブ

チェーンメンテナンスセット。私はDIDのを愛用してます。安いし。

その他工具

持ってる人は不要です。

27mmのソケットまたはスパナを買いましょう。持ってる人は不要。

カシメを外すのに貫通マイナスドライバーがあると便利です。

フロントスプロケットのナット取り外し方法!

まずフロントスプロケットカバーを外します。ここ3点です。

出てきたコイツがフロントスプロケット。

真ん中のナットの赤丸箇所カシメてあるので、こじってカシメを外します。

最初はピックツール(金属製つまようじみたいなやつ)をねじ込み隙間を作って、最後は貫通のマイナスドライバーをゴムハンマーで叩いて外しました。

この辺は前回スプロケ交換したバイク屋さんがどんだけ几帳面にカシメたかで作業難易度が変わります。

けん

私の知り合いのWRは鬼のようにカシメられており、貫通ドライバーが入る隙間もありませんでした…。

あまりにキツい場合は半田ゴテを当てて熱を持たせると曲がりやすいです。

そのあと、ギアをニュートラルに入れます。この時1速で作業するとトランスミッションがイカれて最悪は腰下OH(工賃推定20万円)するハメになります。

車体に跨ってリアブレーキを踏み、27mmの工具でセンターナットを回します。

どうしても外れない人はこんな方法があります。(上から推奨)

外れない時の対策
  • 友人にリアブレーキを踏んでもらう
  • リアホイールに車止めをはめる
  • リアブレーキペダルをタイラップや木片で固定する(友人呼べない場合)
  • 長い柄の工具に変える
  • インパクトドライバーを使う(非推奨)

スプロケットを外したら、カバーや中がドロドロなのでついでにお掃除しましょう。

外れたナットがこちら。カシメ部分が完全に壊れてます。こりゃ再利用不可ですわ…。

チェーン取り外し方法!

まずチェーンを取り外します。そしたらチェーンカッターをセットしてピンを合わせ、ゆっくり回します。

NANKAIのチェーンカッターではシールのある面にBのネジを接続して作業します。「チェーンをカットする」の説明をよく読んでやりましょう。

出典:南海部品様

大丈夫だと思いますが、この時にピンの頭が全然動かない場合、ピンの頭をヤスリで削りましょう。

けん

グラインダーでピンの頭をぶっとばす的な記事が多いけど、そんなん不要です。

ご安心ください。

拡大するとこんな感じ。

上からみるとこんな感じ。ピンが出てきます。

NANKAIのチェーンカッターの場合は、Bを回しきったらCのネジに変えて最後まで外します。

ピンが外れたらOK!

チェーンが外れます!

フロントスプロケット取り外し

ここまできたらチェーンもナットも外れているので、手前に引けばフロントスプロケットが外れます。

外したら、車体側をお掃除しておきましょう。

外れたフロントスプロケットの比較はこんな感じ。

純正分厚い…適合見て買ってるけど、チェーンライン狂わないのか不安になるレベルです。

新しいスプロケットをつけて、ナットを仮締めしておきます。

チェーンを付けてから規定トルクで締めます。ここで1速などで締め付けるのはやめましょう。

リアスプロケット取り外し

まず最初にスプロケットのボルトを緩めましょう。

けん

俺はホイール外してからボルト緩めようとしてボルトナメました…。やっちまった。

赤丸の6箇所です。

ちなみに裏がロックナットで止まっていますので、裏を押さえながら面のボルトを緩めましょう。

ここで注意ですが、リアスプロケのボルトはホイールにつけた状態で緩めましょう!

ホイール外してからボルト外そうとして上手くホイールが固定できずネジをナメました…。最終的に工賃払ってサンダーで頭飛ばす羽目に…。

スプロケットが緩められたらホイールを外します。

アクスルナットを外します。またまた27mmソケットが活躍します。

メンテナンススタンドで後輪を浮かせ、ホイールの真ん中を通る棒(シャフト)を抜きます。

チェーンも外れてるので、そのまま後輪が手前に外れます。

ホイールが外れたら、スプロケのボルトを完全に緩めましょう。

外れたスプロケットがこちら。

リアスプロケット取り付け

外したリアホイールにスプロケットを取り付けていきます。

と言ってもネジを締めるだけ。いったん仮締めにしておきましょう。

私と同じくISAのスプロケを使用する人は純正ボルトを流用できません。

この場合、多くはYZ250などのスプロケ用テーパーボルトを追加購入する必要があります。

テーパーボルト型番
  • 90109-08078(YZ250Fのスプロケボルト)
  • 90185-08008(YZ250Fのスプロケナット)
    ※「たぶん合ってる」ってレベルです。自己責任でお願いします。

スプロケを取り付けたらホイールを戻します。

アクスルナットは仮止めにしておきましょう。

※この辺でてこずる人は、WRのホイール交換の動画を出しているので、そちらで詳しく説明してます。

チェーン取り付け

やっとチェーン取り付けです。

新品チェーンを取り出し、チェーンクリーナーで掃除します。

これは、錆止めのグリスがべたべたに塗ってあるためです。

チェーンが綺麗になったらチェーンを通します。ギアをニュートラルにすればスプロケ前後が回るので、そんなに難しくありません。

チェーンを通したらピンを通します。

NANKAIのツールでは「チェーンを繋ぐ」の説明を見ながらやりましょう。

出典:南海部品様

プレートをつけて…

圧入する!

この時、締め付けすぎるとチェーンの動きが悪くなるので注意です!

最後にカシメます。

NANKAIの説明書では「ジョイントをカシメる」のところをよく読みましょう!

本当はノギスで測りながら少しずつカシメるのですが、NANKAIのツールはカシメゲージが付いているので楽チン。

カシメゲージが入らなくなったらカシメ完了です!

ボルト本締め

チェーンがついたので、ボルトを本締めします。

トランスミッションがイカれるのでニュートラルに入れることを忘れずに。

まずリアスプロケットから。規定トルクは35Nmです。

次にフロントスプロケット、こちらは取り外し時同様にまたがって締めます。

規定トルクは95Nmです。

フロントスプロケットカバーも戻します。規定トルク10Nmです。

チェーン調整/ルブ注油

最後にチェーンの張りを調整します。

次に車体左側のチェーン調整ナット①を緩め、②のナットを締めます。すると、チェーンが張ったり緩んだりすると思います。

チェーンを上下に動かし、たるみを確認します。

サービスマニュアル推奨のチェーンのたるみは8~13mmです。(もっと緩くても良いですが…)

ちょうど良いたるみになったら、車体左側のチェーン調整ナットを締めます。

このとき、赤丸のメモリがいくつになっているか確認します。私の場合は右から1つ目。

次に車体右側のチェーン調整ナットを調整し、左側と同じメモリになるようにします。

ここで左右のメモリが異なると、ホイールが斜めになってしまうので注意してください!

最後にアクスルナットを締めて完了!トルクレンチでトルクを測りながら締めましょう!

締め付けトルクは125Nmです。

最後に注油します!さらっとで良いです。たっぷりつけても、どうせ遠心力でぶっ飛んで行きます。

絶対やって!動作確認!

駆動系をいじってるので絶対に動作確認しましょう!

走行中にチェーンやスプロケットが外れたら死にかねません。

メンテナンススタンドに掛けたまま後輪を回して以下を確認してください。

  • チェーンラインが曲がっていないか
  • 異音はしないか

乗った後もいきなり前回走行はせずゆっくり走って様子を見てください!

まとめ!

買うものが多すぎて1回だけなら頼んだ方が安いかもしれません…。

けん

私は今後も自分で交換したり、友人と道具をシェアしたりするので購入しました。

ホイールを外したりと普段外さないところをいじって怖いという方は、素直にバイク屋さんに依頼しましょう!

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