WR250X/Rのサイドスタンド交換を解説します。
普通にWR乗ってたら不要な作業だと思いますが、いろいろあって替えました。
そもそも、「なんでそんなことが必要なのか?」から解説します。
もくじ
動画もあるんだ
サイドスタンド交換が必要な理由
サイドスタンド交換が必要なパターンはこんな感じです。
- ローダウンした
- Xをオフロード化/Rをモタード化した
- サイドスタンドが曲がった
- サイドスタンドがダサい
ホイール変更などで地上高が変わってスタンド変更することが多いですね。
モタードをオフロード化した場合の傾き
例えば、WR250Xをオフ化するとホイールがデカくなるのでスタンドが足りない現象がおきます。
平地は大丈夫だけど、坂道に止めると怖い。
WRにはこんな特殊なニーズがあるので、サイドスタンド変更は結構やられます。
必要なお買い物
というわけで、サイドスタンド交換に必要なお買い物リストです。
サイドスタンド本体
当たり前ですがサイドスタンド本体を買いましょう。
私が買ったのはZETA製!これは先端部分だけを交換して長くしたり短くしたりできます。
車高別のZETAの先端チップの型番はこんな感じ。
- WR250X純正、WR250Rローダウン:ZE56-8619(スタンド本体に付属)
- WR250R純正:ZE56-8929
- WR250Xローダウン:ZE56-8909
オフ化した際にサイドスタンド全部を変えなくて良いので、少し楽になります。
後述しますが、ZETAサイドスタンドを買う場合は緩み止めとしてネジロック剤が推奨!
グリス
サイドスタンド根元をグリスアップしましょう。サービスマニュアルでも推奨。
できたらMAXIMAのような耐水グリスが良いです。なければデイトナ等の万能グリスでも可!
サイドスタンド交換方法!
早速交換していきましょう!
サイドスタンド取り外し
まずは1速に入れて右側を壁に立てかけます。
もちろんメンテナンススタンドでもOK!
ここのネジを外します。
後ろはロックナットで留まっているので、両側から抑える必要があります。
ネジが外れたらサイドスタンドが取れます。(バネはテキトーに外れます)
サイドスタンド周り清掃と注油!
このタイミングでサイドスタンド周りをきれいにしましょう!
チェーンにパーツクリーナーが当たらないように注意。
ボルトもきれいに!
ボルトの可動部は注油しましょう。赤丸のねじ山を切ってない部分です。
(参考)ZETAサイドスタンドの人は要加工
ZETA以外のサイドスタンドを使う人は飛ばしてくれ。
ZETAサイドスタンドに最初からついてるネジがイケていません。
最初からついてくるネジは8mmのディープソケットを使わないと弄れません。
近年稀に見るクソ仕様なので、ネジの交換が必須です。
M6×20mmのネジと、M6の緩み止め防止バネを買いましょう。ホムセンで30円くらいです。
ZETA推奨はネジにネジロック剤、つなぎ目に接着剤の塗布です。
が、そんなにガチガチにしたらオンオフ切り替え時に先端チップを交換できず本末転倒…。私は緩み止め防止バネのみで様子を見ます。
サイドスタンド取り付け!
サイドスタンドを取り付けます。
バネをサイドスタンドに掛けて、ネジを締めるだけです。
この時、サイドスタンドを上げた状態でないとネジ穴が合わないので注意してください。
サイドスタンドを下した状態でネジ付けるには、ゴリラぐらいのパワーでバネ引っ張る必要がある。
完成!どないやねん。
ネジを締めたら完成です!どや!
先端チップを変えるときはスタンドを上げた状態でここのネジだけ緩めれば良いって寸法よ。
全体像はこんな感じ。
WR250Xはフレームが黒いのでスタンドも黒い方が良かった説あります。
ちなみに重量比較。軽量化になる?
気になる軽量化効果は…ありません!
純正(WR250X) | 566g |
ZETA WR250X(チップ+0mm) | 537g |
ZETA WR250R(チップ+25mm) | 559g |
30g程度の軽量化にはなりますが、ほぼ効果はないでしょう。
まとめ!オフ化モタ化ローダウン派には必須!
正直カッコ良くはならないし、軽量化にも大してならないけど、先端チップの交換システムがメチャ機能的なので全てを許します。
気付いたら先端チップがなかった!
なんてならないことを祈る。
WR250Rをモタ化、WR250Xをオフ化してる人はぜひ導入してみてください!高いけど。
ああ…なんてマニアックな記事を生み出してしまったんだ。