ビードストッパーが壊れたので交換しました。
そもそも半永久的に使えるパーツだと思っていたので驚きました。タイヤ屋に交換を依頼して気付きました。
この記事ではビードストッパーの壊れ方や交換時期を纏めたいと思います。
もくじ
ビードストッパーとはなにか?
ビードストッパーとは、ビードが落ちないようにするホイールへの後付けパーツです。
ビードが何かはDUNLOPのサイトが宇宙一詳しく説明しているので見て欲しい。
タイヤとホイールはただ重なっているだけではないです。ビードという部分でホイールと結合されています。
ただ、ビードがホイールを固定するのは空気が充填されている前提です。つまり、「オフを走るぜ!」と空気圧を規定値の半分以下にしたりすると、ビードは外れます。
そこでビードストッパーの出番です。ホイールとビードを押さえつけ、ビードを落ちづらくしてくれます。
・ビードが落ちづらい(空気圧を落としても安心!)
・タイヤ交換が難しい。
→ショップでのタイヤ交換工賃も高いです。1個500円ほど追加で取られることが多い。
・タイヤのバランスを取るのが難しい。
→自分で交換する場合、タイヤのバランスはほぼ間違いなく崩れます。
バランスを気にしない方、タイヤのバランスは自分で取れる方のみ推奨。
ちなみに私はタイヤ交換はショップにお任せ派。
壊れたビードストッパー1:Motion Pro Lite Lock
めちゃ裂けとるやんけ…
フロントに付けていたMotion Pro製のビードストッパーです。派手に破断しており、素人目に見て再起不能です…。
あまり聞かないメーカー名ですが、「ビードストッパー」とGoogle検索すると1番目くらいに出てくる有名商品です。
正直詳しくはないのですが、変な製品ではないっぽいです。
壊れたビードストッパー2:Ariete(アリエテ)
こちらは磨耗して突起がチューブに刺さり、跡がクッキリ残っていました。
リアに2つ付けていたArieteの軽量ビードストッパー(商品名)です。こちらも予防交換しました。
こちらは破断していませんが、チューブと触れる部分が尖ってしまい、チューブに食い込んでいました。実害はありませんでしたが、放っておくとチューブに穴が開く(パンク)の危険があります。
チューブの写真は撮り忘れましたが、クッキリと跡がついていました。現時点で実害はないですし、すぐにパンクはしないだろう、というタイヤ屋の診断でしたが予防交換しています。高くないパーツですしね。
壊れた原因を考える
一言で言えば経年劣化のようです。おそらく以下のような原因だと推測されます。
- 素材自体の経年劣化
→樹脂やシリコンでできているため、何もしなくても素材が経年劣化する。 - 摩耗による削れ、破断
→タイヤが転がるため、中で擦れて削れていった。
ヤフオクで買ってから2年、前オーナーが何年使っていたかは不明です。私がオフタイヤを履いている時は空気圧を半分程度に落とし、それなりに回して走ることが多かったので負荷は高かったと思います。
気付くためには?パンク防止を考える。
高いパーツじゃないし、何回かに一回変えても良い気がする。
気付くためには、タイヤ交換のたびにビードストッパーの状態をチェックするしかないと思います。
私はタイヤ交換はショップにお任せ派なので、ショップ側から指摘されて気付きました。ショップに任せている方はプロが気付いてくれるのである程度安心だと思います。
ただ、自分でタイヤ交換をする人は自分で見るしかありません。チューブ交換をせず、タイヤのみ交換する際はビードストッパーなんて見ない!という方も多いと思いますが、たまに見た方が良いと思います。
パンク防止のためのパーツが破断してチューブを破った!なんて本末転倒過ぎますからね。。
タイヤ屋で新しく入れられたビードストッパーはお値段的にダンロップ製と推測されます。やっすーい。安いものを定期的に入れ替える方が良い気がします。
ビードストッパーの正しい位置は?
ビードストッパーの正しい位置を1個と2個のパターンで分けて記載します!
(タイヤ屋に聞いた話を書くだけですが…)
…と言っても前オーナーが穴空けたか、純正で穴空いてますけどね。
フロント(1個)の場合の正しい位置
エアバルブの対角にビードストッパーを付けるのが一般的です。
というのも、一番ホイールバランスが良いからです。「バルブが重いので、対角に重いストッパーがあった方が安定するだろう。」という考え方です。
他にはエアバルブのすぐ隣に付ける方法もあります。
これは一番効果が高いからです。エアバルブ付近が一番負荷が高く、ビードが落ちやすいためです。ただ、バランスが悪くなるため、ホイールバランスをチェックして重りを多く付ける必要があります。
この辺はタイヤ屋に任せた方が良いかもしれません。
リア(2個)の場合の正しい位置
エアバルブの近くに1つ、エアバルブの対角に1つというのが一般的です。
効果が高いエアバルブ付近、バランスが良いエアバルブ対角に1つずつ置くということです。
2個つける場合はほとんどがこのパターンとのこと。
WR250Rの純正ホイールって最初からリムにビードストッパー用の穴空いてる?誰か教えてー。
WR250Rのビードストッパーサイズ
ビードストッパーサイズは、フロント1.6インチ/リア2.15インチです。
割と一般的な250ccオフのサイズだと思います。
以下商品リンクから飛べますが、飛んだ先でサイズを選ぶ作りになっていたりするので、サイズはよく見て購入ください。
ビードストッパーあり/なしの場合の空気圧は?効果は?
WR250Rの推奨空気圧は…
フロント:1.25kPa (2名乗車時1.50kPa)
リア:1.5kPa (2名乗車時1.75kPa)
しかし、オフを攻める時はもっともっと空気圧を下げて良いです。
私が出会った同じホイールサイズの方だと、およそこんな感じです。
余裕持ちたい:フロント1.0kPa、リア1.0kPa
限界ギリギリ:フロント0.8kPa、リア0.8kPa
余裕持ちたい:フロント0.8kPa、リア0.8kPa
限界ギリギリ:フロント0.6kPa、リア0.3kPa
あくまで私の周りの人の空気圧なので、上記が正しいとは言いません。ただ、なぜか経験者は0.8kPaを基準に話す人が多いです。大体適正値の半分だから?謎の文化です。
ちなみに空気圧を下げたままタイヤを長時間放置してほぼ0kPaになったモノでガソリンスタンドまで2km走ったことがありますが、ビードは外れませんでした。※真似しないでね
ビードストッパー、すげえ!
まとめ!ビードストッパーは買っておけ。ただしたまに様子を見ろ。
ビードストッパーは壊れます!が、オフを走るなら入れた方が良いです!
特にナイロンや樹脂製の軽いタイプは注意とのことです。ダンロップ のようなメタルタイプ(金属入り)の重いタイプは壊れづらいです。その代わり重いですが…。
レーサーじゃないしハードチューブ入れてる時点で重いし、私は気にせずメタルのビードストッパーを入れました。
みなさんもビードストッパーを導入して、良いオフライフを!
え?ビードストッパーって壊れるん?