ここにたどり着いたということは、こんなお悩みを持っていることでしょう。
- 純正シートの見た目が気に入らない!
- ツーリング時にケツが痛い!
- オフのカーブ時にもっと前に詰めたい!
- 身長が高すぎてシート高が合わない!
この記事を見てハイシート化すれば、こんなお悩みは解決します。
もくじ
ちなみに動画もある。
動画の方がいろんな角度で見られるかも。
そもそもハイシート化って何?
ハイシートとは、背の高いシートを取り付けることです。そのままですね!
最初に言ってしまうと、ドMの所業であり90%の方には無用のカスタムとなります。
メリットデメリットはこんな感じです。
- カッコよくなる!
→見た目は好みがありますが、ハイシートの方が好きです。
ほとんどのハイシートユーザがこの理由だと思います。 - お尻が痛くなくなる!
→気持ち程度。これが目的ならゲルザブ買った方が良いと思う。 - シートの前の方が使えるようになる!
→スポーツユースの方はこの理由も多いです!
オフのカーブではシートの一番前に座ります。しかし、ローシートでは傾斜がキツすぎて一番前が使えません。ハイシートでは一番前が使えるようになります。 - 足つきが悪くなる!
→足が長い方や背の高い人はこの理由ですね。
- エンデューロや林道がキツい!
→足つきが悪くなるので、足をついて障害をクリアするような乗り方はしづらいです。 - 街乗りがキツい!
→信号待ちなどで足付きが悪く不安になります…。
ここまでで分かる通り、一部のガチスポーツをしている人を除き、足つきを犠牲にしてカッコよくする!というカスタムです。
以下はデメリットを踏まえた上で、ハイシート化したい!という人向けの記事です!
WR250X/Rのハイシートとノーマルのシート高比較
ハイシートにすると+35mmになります。※ワイズギアの純正ハイシート比較です。サードパーティー製は不明。
X/Rそれぞれのシート高比較はこんな感じ。
ノーマル | ハイシート | |
WR250X | 870mm | 905mm |
WR250R | 895mm | 930mm |
ちなみにワイズギアのハイシートは、EU/USA仕様のノーマルシートです。日本仕様だけ下げてあります。なめやがってー!
比較するとこんなかんじ。左がハイ(USA)、右がロー(JPN)です。微々たる差ですね。
取り付け方法!
取り付け方法は簡単で、ネジを2本緩めるだけです!
シートの裏のネジを2本緩めます。
シートを引き抜きます。気持ちは下方向に引くと抜けます。
あとは逆手順で新しいシートを取り付けるだけ!
ハイシートに跨った足つきの感想(インプレ)
173cm/70kgで両足爪先が着きます。ただし、マジでツンツンです。
アップで見るとこんな感じです。
お尻をズラすと片足はベッタリ着きます。
使い古された言葉ですが、オフ車なんて片足つけばなんとかなります!
乾燥重量120kg台なので、このくらい倒しても片足ついてれば起こせます。
あまり心配しなくても良いです。165cmで乗っている人もいます。
私は過去に実測+95mmという鬼畜ハイシートで1年乗りました。実測ほぼ1000mmあります。コレはマジで股裂き器だったのでオススメしません。でもなんとかなります。
オススメのハイシート
結論から言うとスパイラルかワイズギアの2択となります。
私見ですが、オフでシートの前の方を使いたい人はワイズギア、オンでしっかり後ろに座りたい人はスパイラルがオススメです。
ワイズギアの特徴
ワイズギアの特徴は作りの精巧さと価格!EU/USA仕様の純正シートなのでフィッティングも文句なしです。WRのハイシート!って言ったらこっちを思い浮かべる人が多いです。
価格も定価1.8万円(税抜)と社外品に比べ圧倒的に安いです。
純正シートと比べて前の方がなだらかなので、シートの使える面積が広いです。
ただし、シートの色が純正と同じなので、シートカバーを変えないとカスタム感はあまりありません…。
スパイラルの特徴
スパイラルの特徴はステップシートでしょう。ステップじゃないスパイラルのシート(2.4万円)もありますが、ワイズギア(1.8万円)との差が分からず値段相応の価値があるか不明です。
一般的なモタードのシートは真っ平らな物しかなく、ストレートでの踏ん張りが効きません。しかし、MotoGPよろしくオンロードスポーツバイクはリアシートに段差があり、ストレートでしっかり踏ん張れるようになってます。
「なんでモタードはサーキットでガッツリ加速するのにシートに段差ないんだっけ?」ってことで生まれたのがこのステップシート!
オンロードを中心に激しい加速をする人は、俄然こっちがオススメです!
グリップ力を増したいだけなら…
グリップ力を上げたい人には、社外シートカバーをオススメします。
グリップ力はシートの高さではなく、シート表面の素材によって変わるためです。
Enjoyのシートカバーが最も有名です。カラーも選べて見栄えもかなり良くなります。
ケツ痛(シートの硬さ)を解消したいなら…
お尻が痛くなる人は、ゲルザブかロー&ワイドシートをオススメします。
ここまでで分かる通り、ハイシートはケツ痛を解消するパーツではなく、乗り心地を替えるパーツです。ケツ痛を解消するパーツではありません。
実際、ワイズギアのハイシートにして少しはケツ痛はなくなりますが、劇的な変化はありませんでした。
(追記)Twitterで心優しい方がハイシート にすると多少ワイドになると指摘をくれました。測ったところ、ハイシート の方が座面が1.5~2cmほど広くなるようです!…とはいえケツ痛の体感はあまり変わりません。
上がローで下がハイ、縫い目の関係でハイの横幅が広く感じますが、1.5~2cmほどの差です。
お尻の痛さを解消するには、以下どちらかの方が良いです。
- ゲルザブの導入
→シートの素材をゲルに替えることで和らげる - ロー&ワイドシートの導入
→シートと尻の設置面積を広げることで和らげる
まとめ!ハイシートがオススメな人は…?
この記事がハイシート導入の参考になれば幸いです!
まとめるとハイシートはこんな人にオススメです!
- カッコよくしたい!
- シートの前の方を使いたい!
- 足つきが悪くしたい!(身長が高い人など)
- エンデューロや林道が中心の人
→足つきが悪くなるので、足をついて障害をクリアするような乗り方はしづらいです。 - 街乗りが中心の人!
→信号待ちなどで足付きが悪く不安になります…。 - ケツ痛を解消したい人!
→尻痛だけを気にするならゲルザブの導入がオススメ! - グリップ力を上げたい人!
→シートカバーがオススメ!
片足が付けば、愛と慣れがあれば乗れちゃいます。皆さんも是非ハイシート導入してみてください!
WRにシバかれたいドMの皆さん、ようこそ。