WR250X/Rのリアブレーキホースの交換方法を解説します!
ブレーキホースの耐用年数は5年らしいので、次期が過ぎている人は交換を検討しましょう。
ちなみにフロントのブレーキホース交換方法はこちら!
簡単!世界一詳しいWR250X/Rのブレーキホース交換方法解説!【WR250R/X】 | WR250Xの説明書
WR250X/Rのブレーキホース交換のやり方を詳しく説明しました!たぶん初心者でも交換できるはず…。ブレーキホースのおすすめからオーバーホールのやり方、必要な道具まで一挙公開!コレを見ればブレーキメンテナンスが分かる?!
もくじ
今回必要な道具
今回必要な道具がこれだ!
ブレーキホース本体+バンジョー+ワッシャー
リアはWR250R/Xで型番は共通!
フロントは型番が異なるので気をつけましょう!
レーキホース本体+バンジョー+ワッシャー
今回はフロントと合わせてZ-Wheelを選択!
Z-Wheel製品どんどん廃盤になって楽天とかに出なくなってきた…
リンクはスウェッジラインのブレーキホース。高品質でおすすめ。
Activeがカラーホースのオーダーをやってるので、どうしても青が欲しい人はそちらもオススメ。
ブレーキホースの取り付け部分(バンジョー)とワッシャーも必要ですが、だいたいの製品は一体で売っています。
バンジョーボルトは純正を流用でOK。買う人は1.25ピッチの物を買ってください。
一緒にブレンボ化する人は1.0ピッチのバンジョーボルトを買ってください。
フルード抜き取り用のホース
ポンプがあると便利ですが、なくてもOK!
ブレーキフルード
ブレーキフルードは全て抜いてしまうので、購入必須です。
DOT4と書いてあればOK!今回はヤマルーブ製を使用します。
作業の準備
まずキャリパーガードを取り外します。
ガードが外れたらキャリパーとマスター周りをタオル等で囲いましょう。フルードが零れると塗膜にダメージがあるため、垂れたら必ず拭くこと!
メンテナンススタンドがある人はメンテナンススタンドに乗せましょう。
ない人はなるべくブレーキマスターが地面と水平になるハンドル角度で作業しましょう。
OKですかね?では作業していきましょう!
ブレーキフルードの抜き取り
まずマスター側の蓋を外します。ネジ2本で止まっているだけです。
ネジは意味深にプラスの溝が切ってありますが、こんな狭いところにドライバーは入らないのでメガネなどで外しましょう。
マスターの蓋を取ったら中のフルードを抜き取りましょう!
ウエスなどを突っ込んでもOK。
次にキャリパー側の画像の位置にゴムホースを取り付けます。
逆側はペットボトルかポンプにつなぎます。
この状態で上の赤丸のネジを緩めてブレーキを踏みまくるとフルードが出てきます。
ブレーキフルードが出てこなくなったら終わり!抜き取りは完了です。
ブレーキホースの取り外し!
ではメインのブレーキホースを取り外します。
ここのネジを取り外します。フルードは余りが絶対漏れてきますのでタオル等用意しましょう。
あとはブレーキホースガイド5箇所を外すとホースが取れます。赤丸部分。
取れました!洗車が届かない位置なので汚れてますね…。
ブレーキホース取り付け…の前にオーバーホールを強く推奨します。
せっかくブレーキフルードを抜いたので、キャリパーオーバーホールしましょう。
ここまでやってホースだけ交換はマジでもったいないっす。
ブレーキキャリパーのオーバーホール方法は別記事で解説しているこちらを参照。
WR250R/Xのキャリパーオーバーホール方法(リア) | WR250Xの説明書
WR250X,WR250Rのブレーキキャリパーオーバーホール方法です!分解し、清掃し、再組み立てしています。リアキャリパーOHは、この記事で分かります。
なんなら減ってる人はブレーキパッドも変えちゃった方が良いです。
ブレーキホース取り付け!
いよいよブレーキホースを取り付けます!
繰り返しですが、バンジョーとワッシャーは新品にしましょう!
左からワッシャー/バンジョー/ワッシャー/バンジョーボルトの順に組み合わせます。
まずはブレーキホースのバンジョーを取り付けます。外したらのを戻すだけです。
リアの取り回しがわかりづらいので別アングルから。純正はこうなってました。
あとはホースガイドを取り付けましょう。赤丸の5箇所。
取り付けたらこんな感じ!
青のホース買ったのにほとんど見えないじゃねーか!
規定トルクはこんな感じ!
ブレーキマスターの蓋のトルクはマニュアルに記載がないのでいい感じに締めましょう(適当)
ブレーキホースのバンジョー | 30Nm |
ブレーキホースガイド | 2Nm |
ブレーキフルード注入・エア抜き!
マスター側にフルードを入れます。
その後、ホースとペットボトルをキャリパーに繋ぎます。
いよいよエア抜きです…これが根気のいる作業なんです。
- ブレーキレバーを握る
- キャリパーのネジを緩める
- キャリパーのネジを締める
- ブレーキレバーをゆっくり戻す
- フルードが少なくなったら継ぎ足す
動作チェック!
マジで作業ミスで死にかねないので絶対やりましょう!
いきなり公道に出るなよ?マジで死ぬぞ?
観点1:ブレーキがちゃんと効くか
ホイールを空転させてブレーキを握ってみましょう。
エアを噛んでいると止まりが悪かったりします。
観点2:フルードが漏れていないか
このあたりのトルク不足でフルードが漏れることが多いです。
- マスター側ブレーキホースの根元
- キャリパー側ブレ―ホースの根元
- エア抜きの穴
まとめ!
ブレーキのタッチは少し良くなったような…ぶっちゃけわからん!
オーバーホールもしたから、タッチの変化もホース交換の効果かは分からん。
ともかく良くはなったので、みなさんもお試しあれ!
ちなみに画像はタップで拡大できるぞ。