よく聞かれるWR250Xのタイヤのサイズアップについて書いておきます。
もくじ
動画もある
そもそも120化/150化って可能なの?
はい、タイヤサイズアップは可能です。
同じ120/150サイズでもタイヤメーカーによって微妙にサイズが変わります。
私が試したタイヤは大丈夫だっただけかもしれません。
私が試したのはダンロップのα14です。
純正とのサイズ比較はこんな感じ。
フロント、リアともにタイヤ幅が10mm増えています。
何も考えず幅を広げると、いろんなものにぶつかってしてしまいます(以下、ぶつかることを干渉と呼びます)。
タイヤサイズアップは干渉スレスレを目指す必要があるわけだ。
私がフロント120にあげたのはホイールをマルケジー二にしてリム幅が広くなったからです。
純正の人はリアのみサイズアップが一般的です。
タイヤのサイズを上げて干渉しないの?
正直、ギリッギリです。
写真を見たほうが早いので、こちらをご覧ください。
フロントタイヤ(120/70)
まずフロントから。遠目に見ると干渉しているようにすら見える…。
けどギリギリ当たってません。アップで見るとこんな感じ。
特に進行方向右側がマジできわっきわ。
リアタイヤ(150/60)
つづいてリアタイヤ。太すぎて真後ろからだとスイングアームがすっぽり隠れる。
でも干渉しない!ギリギリセーフ!
チェーンとのクリアランスはマジで数ミリしかない。ギリギリ。
ちなみにラフロアンドロードでタイヤを組んでもらったらこんなことを言われた。
飛ばした時にチェーンが暴れてタイヤを削るかもしれません。
パンクするほど削れませんが、削れ痕が残るのは仕方ないです。
というわけで、実際にサーキットでブン回してみました。
結果、チェーンはタイヤに干渉しないことがわかりました!
サイドウォールにチェーンの痕はなし!
※タイヤの端が溶けてるのは真夏にサーキット走ったからです。
ただ、他のタイヤについては知りません…。
同じ150サイズでも、ぴったり150mmのメーカーと155mmのメーカーがいるようです。
タイヤサイズアップのメリット・デメリット
タイヤなんか太ければ太いほどカッコいいと思ってる。
タイヤサイズアップにもメリット・デメリットがあるので理解して導入しましょう!
メリット
- カッコいい(正義)
- ハンドリングが穏やかになる
- 路面の設置面積が増える(リアは特に)
一番のメリットはタイヤが太く、カッコよくなることでしょう。
スポーツをしなくても、見た目重視で太くする人もいるようです。
また、ハンドリングは穏やかになります。
直進からフルバンクまでの距離が長くなりますし、タイヤが重くなるのでモッタリと曲がるようになります。
純正がクイックに倒れすぎると感じる人はおすすめ。
デメリット
- 切り返しがクイックではなくなる
- 重くなる
- 燃費が悪くなる
メリットの反対ですが、一番のデメリットはクイックではなくなることです。
タイヤ自体も大きいため、重くなります。
また、設置面積が大きく摩擦が多く生まれるため燃費も落ちます。
自分でホイールを組み付ける人は要注意!
タイヤサイズアップにより、タイヤ取り付け時に干渉するパーツが増えました。
フロントはキャリパーを一度外さないと組み付けられません。
といっても、下の赤丸2点のネジを外すだけです。規定トルク23Nm。
リアはチェーンガイドを一度外さないと組み付けられません。
といっても、下の赤丸3点のネジを外すだけです。規定トルク7Nm。
ちなみに160サイズをつける方法もある。
我らがドリップレーシングから160ワイドタイヤキットが出ています(公道非推奨)。
これをつければ160サイズのモタードスリックタイヤが履ける!
いまだ見たことがない…誰か人柱になってください!
まとめ。
どうだったでしょうか。
WRの150化は意外と情報がなかったので、誰かの助けになれば幸いです。
もし分からないところがあればコメントいただければ写真追加します。
タイヤも人生も太くいこう!(良いこと言った)
120化や150化で速くなるかは人やコース次第だと思うの。
そういうのはサーキットに住むガチ勢に聞いてほしい。