突然ですが今年の夏、モンゴルをバイクで走ります。
頭がおかしくなったのではありません。本気です。
だって、こんな草原を走りたいじゃないですか。
一応右側通行らしいですが、こうなったら道幅1kmなのでもう関係ないです。
日本語/英語ともにネットで結構調べたのですが、ツアーは出てくるものの、個人で行った人のブログみたいなものってあまり出てこないんですよね。
結論から書くと、私はツアーにしましたが、どのような経緯でツアーを選んだかを纏めてみました。
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1. 費用はどのくらい?
前提は下記とします。
・月〜金で5日間有給を取得し、土~次週日曜の9日間の行程
・レンタルバイクは到着日~出発前日の7泊8日借りる。
・飛行機は直行便
さて、個人旅行とツアーでどのくらい差が出るのか…?
1.1 個人旅行の場合
合計:23.9万円
内訳
航空機代:10万円 (夏、ハイシーズンの最安値)
レンタルバイク:30€ × 8日 = 3.5万円
ホテル代:4000円 × 9日 = 3.6万円
飯代:2000円 × 9日 = 1.8万円
ガソリン代:300L × 100円 = 3.0万円 (ガソリン代100円/L, 燃費20km/L 600km走行想定)
その他雑費:2.0万円
1.2 ツアーの場合
合計:35万円
内訳
ツアー代:33万円
※ 航空機代、レンタルバイク代、ガソリン代など込み
その他雑費:2.0万円
1.3 費用のまとめ
個人旅行:24万円
ツアー :35万円
と、10万円以上の差が出ました。
やはり金額面だと個人旅行が圧倒的有利ですね。
2. 諸々の手配について
旅をするにあたり、手配の必要な免許・レンタルバイク・宿などの予約について比較してみます。
この辺が大きな差となりツアーを選びました。
2.1 免許について
大前提として、モンゴルは国際免許でバイクに乗れません。
モンゴルの日本大使館のHP(注:PDF)を見る限り、日本語免許のモンゴル語翻訳が必要となります。
ふっざけんなよ
台湾や中国も同じく国際免許では乗れません。
世界的に国際免許の種類がジュネーブ条約のもの、ウィーン条約のもの、と2種類あるためです。
日本はジュネーブ条約を締結しているため、ジュネーブ条約加盟国は国際免許で運転できます。
要するに、モンゴルや中国、台湾はジュネーブ条約に入ってないため、国際免許では乗れない。
だから現地語免許への翻訳が必要、ということです。
そのため、僕が台湾ツーリングに行った時はJAFが行っている代行サービスを利用して、中国語への翻訳を行いました。
※この辺参照。
じゃあ、モンゴルは…?
となるんですが、なんとJAFはモンゴル語への翻訳サービスを行っていません。
じゃあどうすんの?っていうと、現地の警察署で書き換えをしてもらわないといけません。
無茶言うんじゃねーと。
ちなみに、その方法は在モンゴル日本大使館のHPに載っていますが、正直言ってモンゴル語が話せない個人がやるのは無理です。
切り替えに必要な物でハードルが高い物として、、
・切り替え申請書
モンゴル語で日本語から翻訳したい旨を記載する。様式は決まっていない。
・所属機関、企業、学校等からの依頼書
モンゴル語で所属機関から依頼された旨を記載する。
ちなみに上手く申請できたとしても申請から発行まで5日かかります。
こんなん無理やん!
この時点で有無を言わさずツアーになりました。
ツアーであれば、バイクレンタルの際に「免許がないからバイクを貸さない」と言ったことにもなりませんし、現地警察に止められた際にも解決してくれます。
2.2 レンタルバイクについて
ぶっちゃけ免許がなくても貸してくれると噂のモンゴルでのレンタルバイクについてです。
根性で個人旅行する人のために纏めておくと…
英語で検索すると、以下2種類の店舗があるようです。
・KTMやBMW、ヤマハなどの高級車を高額で貸している外国人向け店舗
・ウラルや中国車を低額で貸している現地人向け店舗
というか、2店舗くらいしか出てきません…。
ちなみにKTMとか690エンデューロで100€/dayくらい。
ウラルは30€/dayくらいです。
ウラルやっすwwwwって思いましたが、国際公園によっては3輪バイクダメっていうところもあるそうです…。
日本でウラル借りると逆に1万円超/day掛かると思うので、残念ですね…。
ちなみに僕が行こうとしているツアーだとヤマハAG200というバイクになります。
Goobikeに年中張り付いている僕としては、割とバイクの車種に詳しい自信あったのですが、マイナー車すぎて全く知りませんでした…。
農業用オフバイクとのこと。ビンテージオフの見た目がなんとも可愛いです。
ググると不人気車すぎてベストオブミイラと呼ばれていることが分かり笑いました。
このサイトが面白いです。What’s AG200
2.3 宿について
さて、ホテルの予約ですがここでも個人旅行の壁を感じます。
モンゴルと言えばゲル!ということで、ゲルに泊まりたいのですが、ツーリストゲルの予約をしてもどうやってそこに辿り着けば良いか不明です。
当たり前ですが、草原で電波もなく道もない状況で、目的地にたどり着くのは難しいです。
個人の人はエンデューロのようにGPSナビ等を用意するんでしょうか…?
参考:ゲル
また、キャンプ道具も持っていくには限界があります。
現地でキャンプ道具を買うという手もありますが…。
というわけで、個人旅行だとウランバートルなどの街のホテルしか予約できないです。
そうすると移動の拠点がウランバートルになるわけで…キャンプ道具持って行くわけにもいかないですからね。
その点、ツアーだとゲルの手配からキャンプ道具の用意もしてくれるのでかなり遠くまでいけます。
3. ツアーのサポートについて
その他にもツアーだと種々のサポートが付いてきます。
高いだけありますね。この辺の話を聞いて僕はむしろ安いと思いました。
3.1 サポートカーについて
ツアーだとサポートカーが付いてきます。
サポートカーに荷物を預けて走れるのでバイクは身軽です。
自分でカメラだけ持つとかもありだとか。
あとは、モンゴルを走るならオフロードとは切っても切れないので、故障が多いです。
修理をしてくれる、また完全に壊れた時でも帰れる手段があるっていうのは、非常に大事だと思いました。
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4. まとめ
どうだったでしょうか。
ぶっちゃけツアー以外選択肢がないということが分かった。
という記事になってしまいましたが、何かの参考になれば幸いです。
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