WR250X/Rのマフラー交換のやり方です。
例によってやり方は誰にでも分かるように書きますので、分からないところがあったらコメントください。補記します。
と言っても、筆者は純正マフラーを外して付けました。
別記事で書いた通り、汚すぎたので磨くためです…。
やり方は概ね合っていると思いますが、自己責任でやってね。
動画もあるよ
動画でも解説してます。
特にEXUPの取り外しは動画の方がわかりやすいかも。
1.外装取り外し
外装を取り外します。
まずはシート。覗き込んで見える2本のボルトを外します。
シートを斜め下にひきます。
この時、真後ろに引いても爪があるため外れません。注意してください。
左右サイドカウルを外します。
手順は左右で同じですので、右側だけ説明しますね。
まずここのボルトを緩めます。
緩めるボルトはこれだけです。
手前に引くとゴムキャップから外れます。
右下に引くとテールカウルから外れます。
左側も外したら、外装の取り外しは完了!
2. マフラー取り外し
マフラー取り外しは以下の順番で進めます。
順番通りでないと外れませんので注意してください。
1.EXUP取り外し
2.サイレンサー取り外し
3.エキパイ取り外し
1.1 EXUP取り外し
ヤマハ車両にはEXUPと言う、エンジン回転数に応じてマフラー内の排気面積を変えるデバイスが付いています。
低回転時は狭く、高回転時は広くすることで、何やら効率が良いそうです。
細かい話はwikipedia参照。
ともかく、マフラーとバイクがワイヤーで繋がれているため、取り外しが必要です。
以下の赤丸のネジを外します。
錆びて硬くなっていました。緩みづらい場合はラスペネかKURE 556をかけて長い六角で回しましょう。
見えたこれが、EXUPです。
①の赤丸4点を緩めると、ワイヤーが緩むので②のタイコが外れます。
外れるとこんな感じ。
社外マフラーを取り付ける場合は、EXUPが取り付けられない場合がほとんどです。※FMF、デルタ、ヨシムラあたりはないです。
その場合は、EXUPのワイヤーを外してしまいましょう。
バイクの左側に回ると、サイドカバーの裏あたりにこんなカバーが付いています。
赤丸のネジを外しましょう。
ワイヤーが緩めてあれば、赤丸のタイコが簡単に外れます。
あとはどうにかワイヤーを引っこ抜いてください。
1.2 サイレンサー取り外し
次にサイレンサーを取り外します。
まずはサイレンサーカバーを外します。赤丸3箇所です。
カバーを外して見えた赤丸2箇所のボルトを外します。
最後にエキパイの根元のボルトを緩めます。
マフラーを引っ張ります。
動かなかったら、上下に揺すりながら抜いてみてください。
抜けたマフラーがこちら!
1.3 エキパイ取り外し
こちらはエキパイも交換する人向け。
エキパイは以下2本のボルトを外すだけです。
上側と
下側
外すとマフラーが完全に外れます。
エンジンに埃が入らないよう、エキパイが挿さっていた箇所はテープで養生しておきましょうね。
2. 取り付け
取り付けは、基本的に取り外しの逆の手順を踏みます。
1.エキパイ、サイレンサーの仮止め
2.EXUP取り付け
3.各ネジの本締め
4.外装取り付け
2.1 エキパイ、サイレンサーの仮止め
とりあえず元どおりのネジを締めただけでは、うまく取り付けができません。
まずは各部位のネジを仮止めした状態でポジションを決めていきます。
まずはエキパイのネジ2本を仮止めします。
次にサイレンサーをエキパイに差し込み、エキパイとサイレンサーの間のネジを仮止めします。
取り外した時と逆です。
エキパイとサイレンサーの間のガスケットが付属していない場合、液体ガスケットを塗りましょう。高くないですしね。
次にサイレンサーのネジ2本を仮止めします。
この状態で、各ネジの位置が合わない場合、サイレンサーとエキパイがちゃんと噛み合っていないなどの問題があると思います。
2.2 EXUP取り付け
取り外した時の逆手順です。
②のタイコを取り付けて、①を締めましょう。
上下二本のワイヤーが突っ張った状態で、手で押して動かない状態になったらOKです。
2.3 各ネジの本締め
2.1 で仮止め状態だったネジを本締めしましょう。
締め付けトルクは以下の通りです。
エキパイの根元 | 20Nm |
エキパイとサイレンサーの間 | 20Nm |
サイレンサー | 42Nm |
サイレンサープロテクター | 7Nm |
純正マフラーを付ける人は、サイレンサープロテクターも忘れずにつけましょう。赤丸3点を締めるだけです。
2.4 外装取り付け
最後に外装を取り付けます。
取り外しの逆手順です。省略します。
3. 取り付け後の確認
エンジンをかけて、エキパイの根元、エキパイとサイレンサーのつなぎ目あたりに手をかざして、排気がもれていないか確認しましょう。
アクセルを開けて手に風を感じたら排気が漏れているかもしれません。
ネジを増し締めしてまだ漏れるようなら液体ガスケットを塗りましょう。
4. まとめ
マフラーの取り付けは無事行えましたか?
純正マフラーは非常に重いため、例えばBEAMSマフラーにすると以下の効果があります。
サイレンサーのみ交換:5.1kg → 2.5kg
エキパイも交換:5.9kg → 2.95kg
筆者は今回、磨くために外しただけですが、持ってみると本当に重いので変えるか悩みますね…。
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