エンデューロレーサーのモタード化は人類の夢。
しかし、そこには金がモノを言う資本主義の闇があった…。
WR250XやDトラに乗っていると一度は憧れるレーサーモタード
壊れやすいとか乗りづらい以前に「高くてムリ」という現実がある。
実際にいくらかかるのか、レーサーをモタード化した筆者と考えてみましょう!
レーサーのモタード化には3種類ある。
先に言っておくが優劣はない。全部好き。
一口にレーサーモタードと言っても3種類あります。
- とりあえずオンロードホイール履かせたやつ
- 見た目に気合い入れたやつ
- レースで戦えるやつ
それぞれ何円かかるのか…正直あまり考えたくない(白目)
ここから先の費用に工賃は含んでいない!
ディーラーに依頼する場合はさらに工賃が10万円の単位でかかるぞ!
①とりあえずオンロードホイール履かせたやつ
予算27万円~
とりあえずオンロードホイールを履いてモタードの見た目にするカスタム。
一見すると中途半端ですが、メリットもあります。
- オンロードホイール前後(16万円)
- ブレーキディスク前後(4万円)
- スプロケット(2万円)
- タイヤ(4万円)
- サイドスタンド(1万円)
既に高すぎて財布から血が出た。
ちなみに僕のハスクバーナちゃんはほぼこれ。
メリットとデメリット
◯エンジンパワーを楽しみつつ街や峠を走るなら十分
◯オフロードに簡単に戻せる
×サーキットで戦うのはムリ
エンデューロレーサー買ったんだからオフも楽しみたいんじゃ!
って人はコレがオススメ。
②見た目に気合い入れたやつ
予算57万円
モタードのブレーキディスクはデカいほどカッコいい(異論は認める)。
- ①のカスタム-ブレーキディスク(23万円)
- 320mmブレーキ&ラジアルマウントキット(12万円)
- 外装一式(3万円)
- デカールキット(4万円)
- LEDヘッドライト(5万円)
- シートカバー(1万円)
- 社外マフラー(5万円)
ストリートモタードしたい人。
別にレーサー買ったからってサーキット走らないといけないわけじゃない。
メリットとデメリット
◯かっこいい。街で会ったら失禁するレベル。
×サーキットで戦うのはまだムリ
③レースで戦えるやつ
予算54万円
サスもブレーキもオフのままじゃ戦えません。
ブレーキは大口径に、サスは硬くする必要があります。
- ①のカスタム-ブレーキディスク(23万円)
- 320mmブレーキ&ラジアルマウントキット(12万円)
- フォーク強化スプリング(2万円)
- フォーク/サスペンションリバルビング工賃(10万円)
無敵。ショートな峠ならSSだろうと狩れる。
そもそもレースのみが目的なら灯火類のないモトクロッサーをベースにした方が安いし速いので、KTMやハスクの灯火類付きエンデュランサーを買う旨味はほぼない。
合計金額を考えてみる
まずは車体費用!
※灯火類の付いたエンデューロレーサーだけを考えます。
車体費用のこと忘れてたと思うが、ここまでの話はカスタム費だけだ!
(メーカー公式の車体費用)
- KTM 250EXC:130万円
- KTM 250EXC Sixdays:142万円
- Husqvarna Te250:133万円
- GASGAS EC250:125万円
- BETA RR2T:128万円
- YAMAHA WR250F:125万円
つまり、仮に250EXCでモタードするなら…
- とりあえずオンロードホイール履かせる:130万円+27万円=157万円
- 見た目に気合い入れる:130万円+57万円=187万円
- レースで戦う:130万円+54万円=184万円
無事死亡
最初から究極のモタード、TM Racingという選択肢。
あなたはTM Racingという伝説を知っているか。
知る人は知っているオフロード界のフェラーリである。
恐ろしいことに、最初から灯火類付きのガチモタードをTM Racingが売っている。
縁があってTMにお邪魔して見てきたが、もうバッキバキよ。
お値段、車体で180万円!(車種により前後)
お分かりいただけただろうか…
そう、お値段を比べるとほぼTM Racingのモタードモデル=KTMのモタード化エンデューロレーサーなのだ。
じゃあ、どっちを買っても一緒かと言うと、違う。
TM Racingにはこんなメリットがある
- 最初からサスやブレーキがモタードに最適化されてる
- 初めからエグいパーツが多い
- 他人と被らない
- 知ってる人にドヤれる。
逆にTM Racingのデメリットはこんな感じ。
- 代理店がKTMグループに比べて少ない
- 車種専用のカスタムパーツが少ない
- メンテナンスサイクルが若干シビア(KTM比)
ちなみに2023年2月末にはTM Racing Japanの本店が埼玉にオープン予定だ!
関東勢は余裕で維持できるので安心して欲しい。
HPのモタードラインナップは2023年3月時点で125(2T)/250(4T)/300(2T)/450(4T)しかないが、今後に期待!
少なくとも4ストローク250ccを探している人は需要にマッチします!
まとめ!やっぱWR250Xって偉大だよな。
レーサーでモタードを作ると180万円…
かたやWR250Xは乗り出し70万円(当時)でした。
スペックは遠く及ばないですが、最初からモタードの状態でこの価格は…
今更ですがヤマハの圧倒的なコスパに驚きます。
ヤマハは電動で良いからWR-RとWR-X作って…
自分もKTM250を購入して早速オンロード化(勿論自分で)しようと思います!!
ですが私自身初心者であり、調べてもどういったホイールを購入すれば良いかいまいち分かりませんでした。
お勧めの会社やホイールがありましたら教えて頂けないでしょうか?
KTMだと選択肢はほぼ無限と言っていいほどあります!
代表例はこんな感じ、上から選ばれる順です。
・ディーラー純正ホイール
安心安定のディーラー純正、私もこれ。
Akrontというメーカーで701SMにも使われるホイールです。KTMによってチューブレス化されており小排気量向けでは珍しいハブダンパーが付いてます。
ホイールのみで17万円くらい。
・TGRホイール
埼玉のテクニクスが出してるホイールです。安さと品質のバランスが最も取れているためよく選ばれます。
ホイールのみで15万円くらい。
・HAANホイール
滋賀県のTakasago Excel Rimを採用したホイールで非常に品質が高いです。
オフロードバイクでホイールカスタムすると言ったらド定番のリムで信頼度とブランド感があります。
ハブとリムで色が選べるので盆栽モタードにも向いてます。
ホイールのみで20万円弱。
・その他海外ホイール
Warp9やRival Inkといった海外パーツメーカーがホイールを出しています。
円高であれば10万円強で手に入りますが、ホイールの品質はハッキリ言って上記のホイールから見劣りします…。
ありがとうございます!
選択肢が見えるだけでモチベーションが上がりますね!
けんさん今日は、自分もモタード化プロジェクトをはじめましてホイルで壁に当たっているんですが
某ディーラー2件に問合せしても情報が無く分からないと言う回答でして
本題ですが2022年式ハスクスパーモト701Smの同じホイルだと思うのですが
勿論、自己責任ですけど背中を押してやってくれませんか?
中古ホイルは心配なんだけど丁度見つけてしまって悩んでます
ご教授下さい
因みにモトクロッサーTC125です