素人整備のため方法が間違っている可能性があります。
価格的な面から見てもショップでの実施を強くオススメします。
全国1億人のWR乗りがお待ちかねのフォークOHです。
今回は自分でやって2000km/1年で特に問題起きてませんが、もう2度とやらない。
そのくらい大変なので、「へーこんな作業なんだー。ショップに頼もう。」ってノリで見てください。
もくじ
ちなみにステムベアリングOHとセットがオススメ
どうせフォークまで外すので、ステムベアリングを綺麗にした方が良いと思います。
やり方合ってるか怪しいですが筆者の記事はこちら。
お買い物リスト
必要なお買い物です。
- フォーク周りの消耗品一式
- 工具類
フォークシールドライバー
油面ゲージ
トルクレンチ - サスペンションオイル+ポイパック
- シリコンスプレー
- ペーパーウエス
- パーツクリーナー(大量)
フォーク周りの消耗品一式
全部買うと1万円以上しますが、公式メンテナンスマニュアルに交換必須とあるので変えましょう。
Webikeで純正部品5%オフの時に買うとお得。
工具類
①フォークシールドライバー
フォークオーバーホールにしか使わない特級呪物特殊工具…。
Amazonで一番安いこいつを使用。特に問題ありませんでした。
作業後は工具箱の肥やしになること間違いなし
友達が持っていたら借りた方が吉です
②フォーク用油面調整ツール
一応フォークの油面調整ツールも買いました。
スポイトや長めのチューブ付きポンプにマーカーを付けたもので代用可能です。
これも作業後は工具箱の肥やし確定です
友達が持っていたら借りましょう
③トルクレンチ
命に関わるパーツなのでトルク管理は必須です。
サスペンションオイル
サスペンションオイルは1.2L必要です。
余らせて悔しいですが1L缶を2本書いましょう。
ちなみにメーカー指定オイルはヤマハサスペンションオイル01です(WR250R/Xどちらも)。
私は01の消泡性能が向上したバージョンのS1を購入しました。
ちなみにヤマハのフォークオイルはカヤバ製みたいです。
01が「カヤバモトクロスオイル1」
S1が「カヤバモトクロスオイル6」
と公式の詳細PDFの中に小さく書いてあります。
フォークオイルの粘度は数字が低い=柔らかい、数字が高い=硬いとなります。
WR250X乗りでスポーツ走行をしたい人は粘度を高くするとカッチリします(ヤマルーブならG-10やG-15等)
古いオイルを捨てる際は廃油処理が必要なのでポイパックも買っておきましょう。
ペーパーウエスと大量のパークリ
パーツクリーナーは大量に消費します。安いので良いので新品1缶以上は用意しましょう。
※ペーパーウエスはAmazonよりホムセンの方が200円くらい安いかも…。
ここまで用意できたらいよいよ作業開始です!
事前準備
あらかじめフォーク最上部のナットを緩めておきましょう。
フォークを外したあとで緩めようと思うと非常に大変です。
あとステムベアリングOHをする人はハンドルを吊るか、固定した方が良いです。
(ステムを外すのでホース類が繋がったハンドルの置き場がなくなるため)
準備ができたらホイールを外していきます。
フロントホイール取り外し
まずはフロントホイールを取り外します。
ホイール交換と手順は一緒。
まずはフロントのアクスルナットを緩めます。22mm径のデカいソケットが必要です。
次にフォーク横のボルト4本を外します。
そうするとアクスルシャフト(ホイールの真ん中の棒)が抜けます。
固着していなければアクスルナット側を指で押せば抜けます。少し硬い場合はゴムハンマーで叩いてください。
あとはフロントホイールを外すだけです。
フォーク取り外し
いよいよフォークを外します。今こんな感じ。
(ステムベアリングOHしない人はヘッドライトとか外さなくてOK)
戻せるかわからない感がドキドキした。
(余談)OH前のフォークの状態チェック
新車5年放置したフォークはこんな感じ(オーバーホール前)
フォークオイルの漏れは一切なし。
ゴム類の硬化はあるもののひび割れもなし。
優秀。まあ漏れてたらもっと早くOHしてますけどね。
インナーフォークに傷や錆もなくこのまま使えそうです。
これもオフ後マメに洗車してたおかげです。
ブレーキキャリパー取り外し
ブレーキキャリパーも外す必要があります。
ついでにキャリパーオーバーホールも良いかもしれません。
まずはブレーキホースを止めてる下のネジを外します。
ここの2点も外します。
最後に下画像の赤丸2点を外すとキャリパーが外れます。
外したキャリパーはホースに負荷がかからないようタイラップ等で適当な場所に固定しましょう。
本題のフォーク取り外し作業
まずはステムのボルトを緩めます。
上のこの位置のボルトを緩めます。私はハンドガードを共締めしてるので一緒に外します。
次にステム下側の4本を左右はずします。
もし緩み足りない場合は固着している可能性があるのでマイナスで抉ると抜けやすいです。
抉りながら下に引くとフォークが外れます。
フォークラップを巻いてると外すのが大変…もったいないですが剥がすのも手です。
逆側も同じ手順で外します。
はい。両方が外れました。
本記事では触れませんが、このタイミングでステムベアリングのグリスアップができると効率良いです!
フォーク分解
ここからいよいよフォークの分解作業です。
インナーフォーク分解
まずあらかじめ緩めておいたフォークキャップを完全に外します。
かなり最初の工程でちゃんと緩めてた人は楽です。
緩め忘れてた人は握力勝負となります。
外れましたか?外れるとフォーク内部が持ち上がり、スプリングがこんにちはします。
そのまま緩めるとフォークのトップ部分が外れてカラーと分離します。
なくさないよう保管しましょう。
ちなみに、この時がZETAとかのイケイケフォークキャプに交換するチャンスだったりします。
そのままずるっとスプリングを引き抜いて
フォークを逆さまにするとフォークオイルが抜けます。
中に残った棒を何回かシコシコするとオイルが抜けきります。
オイルが出なくなったら終わりです。
オイルが抜けたら先端にあるナットを外します。
スプリングガイド(白のパーツ)が取れます。
いったんこれでインナー側の分解は終了。次はシール類を外してアウターとインナーの分離をします。
アウターとインナーの分離
この辺からがフォークオーバーホールの山場でありキモです。
フォークのインナーチューブを傷つけないよう気をつけながら進めましょう。
まずシールを剥がします。割と年数が立っている場合、固着していることが多いです。
ピックツールがあると便利です。
歳暮はマイナスドライバーでパカっとあけました。
この時もインナーチューブに傷がつかないよう気をつけましょう。
中を覗くとこんな感じ。まだまだオイル漏れを防ぐためのいろんなものが入っています。
次はクリップを外します。
少し浮いていて引っ掛けやすい箇所があるので、そこを狙ってピックツールで外します。
あとは力ずくでアウターを抑えながらインナーを引っ張れば抜けます。
何度かピストンする必要があり、友人の力が必要になります。
一人の時はなんとか頑張れ。
はい。外れました。
外すとこんなパーツがついています。全部外しましょう。
これで分解はおしまい。洗浄して元に戻します。
洗浄・組み立て
山は半分過ぎたようなものです。あとは洗浄して組み立てます。
パーツの洗浄
分解した各パーツをパーツクリーナーで綺麗にします。
画像では思いっきり縦に擦ってますが、縦に傷が入るのでやめた方が良い説があります。横に磨きましょう。
組み立て
オイルが入っていた部分もパーツクリーナーで洗浄したら、新しいシール類に交換します。
シール類の順番は外した通りですが、一応写真を貼っておくとこんな感じです。
不安な人は外す時に写真を撮っておこう。
つける時はスーパーでもらえる袋にシリコンスプレーを塗って
一個ずつはめていきましょう。引っ掛かったら一度抜いてやり直すのが吉。
クリップとフォークシール以外をはめたところで一旦ストップ。
いよいよアウターチューブにインナーチューブを挿します。
そしていよいよ特殊工具、フォークシールドライバーの登場です。
たぶん一生で3回くらいしか使わない。
慎重に打ち込みます…と言いたいですが、割と強めに打たないとクリップが溝にハマりません。
インナーチューブに気を遣いつつ、ガンガン打ち込みます。
クリップをはめる溝が見えたらOK。
いよいよクリップをはめます。
最後にシールを手で押し込みます。ギュギュッとね。
フォークオイル注入
組み立ったのでフォークオイルを注ぎます。
インナーチューブをアウターチューブに一番奥まで押し込んで…
フォークオイルを注ぎます。
ダンパーロッド(棒)をシコシコします。
気泡が浮いてきますので、さらにオイルが入るようになります。
これを繰り返して規定量1.2Lを入れます。が、どうせ調整するので多めに入れよう〜くらいの気持ちで良いと思います。
ある程度入ったら、油面調整ツールを差し込みます。
WR250R 105mm
WR250X 100mm
※サービスマニュアル準拠
これもたぶん一生で3回くらいしか使わない。
私はWR250Xなので100mmに調整して余分なフォークオイルをポンプで抽出。
あとはスプリングガイド(白のパーツ)を戻して
スプリングガイド上のボルトも締めます。
いよいよスプリングを戻します。
社外スプリングにしたい人は今がチャンス!私はテクニクスのスプリングを入れました。
スプリングはそのまま戻すとスプリングガイドが下に行ってしまうので、紐をつけてその外をスプリングが通るようにします。
そしたらゴムを新しくしたフォークキャップを
取り付けます。締め付けトルクは15Nmです。
バイクへの組み付け
あとはトリプルクランプにフォークをつけるだけです。
ちなみにOH前後で比較してみたよ
この時手で押してみると面白いです。
私の場合はスプリングレートを変えたので変化があって当たり前ですが、手で押した時点で全然違くて笑いました。
組み付け
フォークを下からさしていきます。
締め付けトルクはこんな感じ
ハンドルは運転席からみて奥側が先、手前側が後に締めます。
最後にフォークキャプを30Nmで締めて終わりです!
そしたらホイールを組み付けます。
ホイール組み付けのコツはもはや詳しく書きませんが、分からない人はこの辺の動画(7:00~)をみてください。
ホイールがついたら残りのネジも規定トルクで締めます。
完成!!!!
今回はオフロード向けのスプリングを入れたのでオフロードで試走しました。
オイル粘度とスプリングを変えたのでかなり変わりました!
Rより走るXが爆誕した
走行性能が変わらないとしても、フォークの延命として非常に重要なメンテナンスなのでぜひやっておきましょう。
繰り返しですがショップに任せた方が良いです。
こんだけの作業を頼んでもテクニクスなら3万円くらいです。安すぎる…儲かってんのか。
皆さんもフォークをオーバーホールして素敵なWRライフを送ってくださいませ!


コスト度外視で一度やってみたい!って人以外はオススメしません。
私はブログネタになるのでやりましたが。やり方間違ってたらコメントで優しく教えてください。
(攻撃的な口調で書くと内容が正しくてもAIがスパム判定します…)