オフローダー全員が悩むであろう、「林道なに持って行くか」という問題。
最初にハッキリ言おう。この考察に答えはない!
人によって最適解が違うためである。しかたないね。
もくじ
自分が何をしに林道に行くのか考える(哲学)
持ち物を整理する前に、林道に何をしに行くのか考えてみよう。
目的によって持ち物が変わるので、目的から考えようぜ。
ちょっと考えただけでもこんなパターン分けができる。
- フラットな道をゆっくりツーリングする
- エモい写真を撮る
- 景色の良いところでコーヒーを飲む
- 川の水をろ過してワイルドなカップ麺を食べる
- 未知の道を開拓してアドベンチャーする
- ゲロマディやガレ等むずかしい道をクリアする
- エグい激坂をクリアする
- 良いカーブをブッ飛ばしに行く
個人的には⑤以降は推奨しない。
林道封鎖されるからオフロードコースでやろう。
普通に考えて①~⑧まで同じ荷物で行くわけないですね。
一緒に行く友達と「今回は何をしに行くのか」を話し合って荷物を決めましょう!
最低限必要な荷物
ここで書く荷物は目的に関わらず絶対に必要な荷物です。
どんなにフラット・ゆるふわでも持って行きましょう。
- 携帯工具
- スマホ
- 飲み物(潰せるペットボトル推奨)
- 食べ物
転ばないと誓い、自制できるなら予備チューブとか大袈裟な装備は要らないと思ってます。
「もしかしたら」に備えまくって重い荷物になったら楽しめないです…。
※激坂を見たらツッコまずにはいられない人は備えてください。
まず必要なのは携帯工具!
と言っても身構えないで良いです。車載工具で十分です。
とことん小ささ・軽さに拘る人はMotionの工具がオススメ。たっかいけどね。
次のスマホはお手持ちのモノを!
林道では電波が途切れるかもしれないので、GoogleMapをオフラインでも使用できるようにマップをダウンロードしておこう。
飲み物・食べ物も持って行こう!
林道に自販機はありません。飲み終わったら小さくできるタイプがオススメ!いろはすとかね。
生命の危機とかじゃなく、景色がいいとこで一息付くためのやつ。
林道マニアのオジサンから、「ヘルメットを被ったまま水が飲めるバッグ」とか勧められるかもしれないけど、ゆるふわなら不要!
走行中に水を飲むことを強いられたら、もうそれはゆるふわじゃねえ。
マッタリするツーリングで必要な荷物
景色の良いとこでコーヒー飲んだりラーメン作ったりする人向けの荷物!
荷物が多くスポーツ性は損なうけど、良いじゃん。ツーリングなんだから。
偉そうに言ってるけどこないだ初めてラーツーしました。
- 椅子
- バーナー+クッカー
- コーヒー+お湯用の水(潰せるペットボトル推奨)
個人的に良いなと思ったのは椅子!
あるのとないのでは人権に大きく差が出ます。
小さくなるヘリノックスタイプの椅子とか小さくなるので素敵ですね。
バーナーも持って行くとお湯が沸かせて素敵!
コーヒーやラーメンも山で食べると格別です。火事には注意しましょう。
オススメはド定番ですがイワタニのジュニアバーナー。めっちゃ小さくなります。
あとは飲用とは別の水。お湯沸かしたら飲む分無くなった!とかならないように。
少しハードなことするときの荷物
ちょっと荒い道走るときの荷物!
何があるか分かんないよね!みたいなときは持って行こう!
- エアゲージ
- 電動コンプレッサー
- タイラップ+テープ
- 予備レバー
まずはエアゲージ。やっすいのでOK。
オフロードスポーツでは常識だが、タイヤの空気圧を抜くとグリップ性が向上する。
次に電動コンプレッサー。やっすいのでOK。
抜いた空気を戻すための道具です。最悪ガソスタに行って空気入れればOK!
タイラップとテープ!やっすいのでOK。
割れた、折れた系トラブルの救世主。これがあればなんとかなる。
タイラップは少し長めのもの。テープは強く切れないものが良いです。
最後に予備レバー。やっすいのでOK。
オフ車は多少ぶったおしても壊れませんが、レバーとミラーはすぐぶっ壊れます。
ハンドガードや可倒式レバーでも予防可能ですが、お守り的に持っていると良いかも。
めっちゃハードなことするときの荷物
「林道でめっちゃハードなことはするなよ!」という話はさておき、ぶっ壊すこと前提の荷物です。
繰り返しだけど、林道は安全に走ろう。
ホントすぐ閉鎖になるから…頼むよ。
- タイヤレバー・ビードクリーム
- 予備チューブ
- ロープ
- チェーンソー
まずはタイヤレバーとビードクリーム。
林道で激しいことしてパンクしちゃった的なときにタイヤを外せるようにね。
コンパクトさを求める人は、レバーの逆側がレンチになっているMotionのやつがオススメ。
WRのアクスルナットは前22mm後27mmです。
ビードクリームも携帯用が売っている。
ガチでパンクに備えるなら、予備チューブも持って行こう。
参考までに大抵の250ccオフのタイヤサイズはこんな感じ。
前:80/100-21(リム幅1.6)
後:120/80-18(リム幅2.15)
さらにタイヤ交換用スタンドを持っている人をみたことがあるが、「もう林道でパンクしたらバイクぶっ倒してタイヤ交換しろよ」と思う。
万が一のときの快適性を求めて荷物を圧迫するのはもったいないと思います。
真の自走ガチ勢はタイヤ交換したりするらしいね。
(レースとかの話で、流石に林道ではみたことないけど…)
次にロープ!
ゲロったとこから脱出するのにバイクを引っ張るために。活躍しないことを祈ります。
次にチェーンソー!
倒木が道を遮った場合にぶった切って進むための道具。
チェーンソーが必要な道に突き当たったら引き返してほしい。
これはもうほぼネタ枠。噂には聞くけど本当に持ってきた奴は見たことがない。
これらを持ち運ぶための林道オススメバッグを考える。
正直、パンクのことまで考えて荷物を増やすとバッグに入らずスポーツ性が損なわれます。
うまーく最小限に収める必要があるのでその方法を書いておきます。
リュックを背負う
スポーツ性の高いバッグに入れるのがもっとも正攻法です!
ヘルメットを被ったまま水が飲めるものがオススメ。
私はUSWEのバッグを使ってますが、マジでスポーツしても全くブレません。
容量を求める人はエンデュリスタンのリュックもオススメ。
防水防塵でしっかり固定できます。ついでにカッコいい。
邪魔にならないシートバッグを使う
邪魔にならないシートバッグを使うのも正攻法です。
私はエンデュリスタンの6.5Lを使っています。
この時、キャリアが不要で取り付け可能な防水防塵モデルを使うのが良いです。
キャリアは転んだ時に体に当たるとケガの元なので、なるべく付けたくありません。
また、泥や水を被ることが多いため、防水防塵モデルが望ましいです。
こういう条件を考えるとマジでエンデュリスタンは神。
高さのないバッグを選びましょう!
後ろに体重をかけないと前転しそうな激坂の下りなどでシートバッグが邪魔になる可能性があります。
エンデュリスタンの6.5Lくらいなら、バッグの上に座れるので問題ないです。
ハンドルバッグを使う
リュックもシートバッグも小さい!でも積載は増やしたい!
というワガママな人は、ハンドルにバッグを付けちゃいましょう。
すぐに取り出せる、転んでも地面に付かない、というメリットがあるのでスマホやカメラを入れると良いかもしれません。
バッグの重量の分、ハンドル操作が重くなるので注意!
工具を入れてもいいけど入れすぎるとスポーツ性が損なわれます。
フェンダーバッグを使う
さらに積載が足りない人はフロントフェンダーに取り付けられるバッグを使いましょう。
こちらも入れたものの分、ハンドルが重くなるので入れすぎには注意!
(本気で重いのを入れるとフェンダーが下がってタイヤに干渉するらしい)
まとめ!友達と適切な役割分担を!
持ち物は必ず分担して持っていきましょう!
3人で行くのに全員がタイヤレバーを持っていく必要はありませんよね?
みんなで分担すれば荷物は最小限にできるはずです!
「毎回すっごい工具持ってくる人がいる!」という場合には手ぶらで行っても良いのです。
嫌われない程度に楽しましょう!
ではでは!閉鎖されないようにマナーの良い安全な林道ライフをお送りください!
考えれば考えるほど沼