【考察】なぜいま "WR250X" なのか。WR250Xを購入した理由。

はじめまして。さかたといいます。

しがない会社員です。

このブログではWR250Xのカスタムや整備のことを中心に書いていきたいと思います。

…がまず、

なぜ今、”WR250X” というバイクを選んだのか、

という点について、少し話そうと思います。

1.前のバイクについて


はい。下の写真の、手前のバイクが私の前のバイクです。


YZF-R1というバイクです。

 


46都道府県、5万キロ近くを走り、売却しました。

このバイクには不満しかありません。

不満の理由は以下のようなことがあります。

 ・マフラー熱でシートバッグ燃えた
 ・キャリアがなく金を掛けても積載性がない
 ・転ぶと確実にマフラーが傷つく
 ・タンデムが絶望的
 ・股周りが灼熱

など。

でも、上記のことのほとんどは買う前から分かっていたことでした。

(シートバッグが燃えたこと以外…)

では、なぜ買ったのか。

それを説明することが、WR250Xを選んだ理由にもつながってきます。

2.バイクを選ぶ基準

バイクを選ぶ上で一番大事なポイントは、以下です。


長所だけを見て買うこと


私がYZF−R1を買った理由は、ただ1つ。


“死ぬほどカッコいいから”


以上です。

…これだけだと記事にならないのでもう少し書くと、

バイクを買う時に、Googleで検索すると以下のようなYahoo知恵袋が出てきます。

「初心者です。YZF-R1を買おうと思いますが、どうでしょうか。」

「ツーリングには向きません。ものすごいパワーなので持て余します。やめましょう。」



糞食らえです。




いいですか。

このようなページはいっさい当てにしなくて良いです。

欠点を見てバイクを買うなら、

故障が少なく、燃費が良く、荷物が載り、運転が楽で、アフターパーツも多い

そう、スーパーカブなどがオススメです。

もうお分かりでしょう。

バイクを選ぶ上で必要なのは長所。

他のバイクより俺のバイクはここが優れている!

という点が1つでもあれば、もうそれで良いのです。


あなたはそのバイクを買うべきです。


それは、性能やバイクの特性でなくても良いんです。

 ・そのバイクが最高にカッコいいと思うから
 ・一生に一度乗ってみたいバイクだから
 ・好きな芸能人が乗っていたから

そんな理由で構わないんです。

そんな理由が1つあるなら、欠点なんて愛でカバーできます。

すごく当たり前のことを言いますが、


乗りたくもない便利なバイクより、乗りたい不便なバイクです。


乗りたいバイクとすれ違う度に、「いいなあ」って思いながらツーリングしたいですか?

3.WR250Xを買った理由

はい。ようやく本題です。長かったですね。


とりあえず、納車したばかりのWR250Xを貼っておきます。




うーんカッコいい。


そう、カッコいいことも買った理由の1つです。

しかし、このバイクも欠点を並べるとキリがないですね。


・積載性皆無

→自賠責書すら入れるところがなく、外装の裏にゴムで留めます。

ETCも外に付けます。積載するような荷かけフックはありません。


・パワー不足

→250ccで単気筒ながら31馬力というハイパワーぶりですが、YZF-R1と比べると遅いです。

当たり前です。0-100km/hの加速のタイムはなら倍くらい違うでしょう。


・三角木馬

→シート高875mmという凶悪さです。身長170cmくらいでは股が裂けます。


しかし、私は言いたい。


だからなんだ。


と。


WR250Xには魅力がたくさんあります。

・最後のガチモタード

→言い切っても良いですが、

こんなアホなバイクが出るのはおそらくこれが最後です。

正直、走りだけならKTMの250EXCやハスクバーナのSM250Rなどの方が良いかもしれません。

しかし、それらのバイクはレーサーに寄りすぎて、ツーリングに使えません。

いわば、ほぼ車に積んでサーキットに行くためのバイクです。

メンテナンス頻度が高く、消耗品の価格も高いです。

しかし、WR250というシリーズは、レーサーに近いスペックを各所に持ちつつ、ツーリングユースを可能にしたバイクなのです。


故障や過剰なメンテナンスを気にせずツーリングできて、さらに高スペックというまさに、


ぼくのかんがえたさいきょうのバイク


なのです。


その代償が高い価格にありますが…。


・250ccという排気量

→YZF-R1に乗って、色んなサーキットに行くようになりました。

しかし、そこで待っていたのは250cc, 悪いと125ccにぶち抜かれまくる現実。


ショートサーキットでほぼ1速しか使えないというストレス。

サーキットに行けば行くほど、250ccって楽しそうだなあと思うことが増えました。


ブン回さないと走らない!

というのはデメリットのように聞こえますが、裏を返すと

ブン回せる!


というメリットなんですね。


・生産終了

→これが決め手と言っても良いです。

前からいいなとは思っていましたが、もう新車で乗れなくなると思ったら買ってました。

明らかに中古の価格が高騰するのは目に見えてましたし。

ちなみに僕が買ったときで乗り出し価格は69万円でした。

2017/8/21現在の価格を見てみましょう。


正気じゃない。

こうなることが目に見えていたので、勢いで買っちゃいました。

ちなみに、他のバイクで候補だったのは、

・Kawasaki Ninja1000
・KTM 690SMC R
・MV Agusta F3

などでした。

後悔はないです!

どうだったでしょうか。

もし、いまあなたがWR250X/Rを買おうとして悩んでいるなら、買うべきです。

こんなに楽しいバイクはないです。

1件のコメント

はじめまして
僕もWR250Xに乗っています。
もともとD-Trackerに乗っていて経年劣化でハーネスの断線が始まり、
WR生産終了の最後に販売店在庫を取り寄せて乗り始めました。
街乗りとツーリングで使っていますがおおよそ5万キロ乗りました。

値段は高めですが、いい材料で作られたオートバイだと感じています。
もう国産モタードがなくなってしまった今、長く乗り続けたいと思っています。

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