【バイクの撮り方】-流し撮りのやり方- (中級者向け)

写真の撮り方第五弾。

みんな大好き流し撮りです。

中級者向けと書きつつ例によって誰にでも分かるように書きたいと思います。

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0. 流し撮りって何?

カメラでバイクを追いながらシャッターを切ることです。

通常、前を横切るバイクを撮ろうとシャッターを切ると、おそらくシャッタースピードは1/1000くらい。

70mm f6.3 ss1/640 iso100
(D5100 / 70-300mm(キットレンズ) で撮影)

当然、早いシャッタースピードで撮ればバイクはブレず、止まります。

しかしこれだと、背景も止まってしまい、疾走感がありません。

そこで、シャッタースピードを長めに設定し、バイクを追いながらシャッターを切ります

カメラはバイクを追うので、バイクはブレません。

しかし、カメラを振っている分、背景は流れます。


これが流し撮りです。

105mm f6.3 ss1/80 iso100
(D750 / Nikkor 105mm f2.8d microで撮影)


バイクは止まり、背景は流れているのが分かりますか?

慣れるまで難しい手法ですが、圧倒的に疾走感が出ます

1. 設定はどうなってるの?

流し撮りの設定についてですが、カメラ焦点距離によって違います。

望遠になればなるほど、大きく流れます。

今は105mmで流し撮りをすることが多いですが、シャッタースピードはおよそ1/80 ~ 1/160。

ミスを少なく撮りたいなら1/125とかが多いです。

105mm f6.3 ss1/125 iso100
(D750 / Nikkor 105mm f2.8d microで撮影)

逆に、150-600mmのバズーカで撮っていた時は1/320とかで結構流れていました。

260mm f6.3 ss1/320 iso100
(D750 / Tamron 150-600mm f5-6.3で撮影)

とりあえず、よく分からなければ

・シャッタースピード優先オート(Sモード)
・シャッタースピードは1/125
・ISOは可能な限り低く(晴天下なら100に設定)
・AFモードはAF-C

で良いと思います。

シャッタースピードは、

流れすぎるなら1/160など早くしていき、

もっと流したいなら1/80など遅くしていく。

としていくと良いです。

2. 撮り方はどうするの?

基本的に左右に振るけど、上下には振らないことを意識がけます。

超大事なことなので、もう一度言います。

左右に振るけど、上下には振らないことです。


そのために、一脚を使用する人も多いです。

※一脚を使ってバイクを追えば、自動的に上下に振れず、左右にだけ振れます。

ただ、僕たちは気軽に一脚を持ち運べるほど積載に余裕がない!

だってバイク乗りだもの。



そこで、手持ちで撮るコツを教えます。

まず、脇を締めます。

筋肉ではなく、関節でカメラを支えるイメージです。

これはカメラを構える上で基本ですが、筋肉は信用できません。

筋肉には血管が通っており、脈打っています。

おそらく心臓を止めない限り、ボディビルダーが筋肉で支えてもブレるでしょう。

なので、カメラは関節を固め、骨で支えます。



話が逸れましたので戻します。

脇を締めたら、カメラが下にブレないことを意識します。

上下にブレるとき、

重力に負けて下にブレることは多くありますが、
重力に打ち勝って上にブレることはあまりありません。


意識できたら、腰ごと上体を横に回します。

そのとき、ファインダーの同じ位置にカメラが収まっていることを意識します。

何度かやっていると感覚で分かると思います。

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3. てっとり早く流し撮りをマスターする方法

バイク乗りの特権です。


サーキットに行くこと。

以上です。

別に、走らなくたって良いんですよ。

サーキットに一日いるとそれだけで流し撮りをマスターできます。

フリー走行をやっている日を調べて遊びにいきましょう。

知らない人撮っても面白くないよ!って人はmotoGPがオススメです。

自由席でもかなり近くで撮影できます。

今はヤマハのビニャーレス。

(私のヘルメットはこの頃のレプリカ)

105mm f8 ss1/250 iso100
(D750 / Nikkor 105mm f2.8d microで撮影)

ホンダ、マルケスの日本GPでの2016’シリーズ総合優勝のウイニングラン。

600mm f8 ss1/640 iso100
(D750 / Kenko 600mm f8 ミラーレンズで撮影)

# 最後の写真はミラーレンズ(レフレックスレンズ)という特殊なレンズです。

# 2万円程度の600mm単焦点というロマンに溢れたレンズです。

皆さんも興味を持ったらぜひ流し撮りにチャレンジして下さい!

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