バイクキャンプのススメ – 冬キャンプの装備 –

バイクキャンプの話、第一弾です。

まずは季節柄気になる、バイクでの冬キャンプについて。

冬キャンプって凍えて死なない?

どうやって備えればいいの?

等の疑問を解消したいと思います。

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1. 冬キャンプの利点って?

最も私が好きなキャンプシーズンは、です。

冬 > 秋 > 春 > 夏 ですね。

何が良いか、利点と欠点で説明します。

1.1 利点

冬キャンプの利点は大きく分けて3つです。

1. 虫がいない

2. 人がいない
3. 星が綺麗

1. 虫がいない

当たり前ですが、冬キャンプでは

虫がいません。

ほら、キャンプって外でやるじゃないですか。

夏に行くと、ブヨとか、アブとか、蚊とか、ハチとか、人を攻撃する虫ってたくさん飛んでるんですよ。

しかも、虫の種類によって対策品が異なったりするんです。

蚊取り線香がブヨに効かないとか。ブヨ用の虫除け剤はハチに効かないとか。

たき火をすればある程度、虫除けになるんですが暑い中たき火したくないですよね?

その点、冬は対策なんてしなくても虫がいません。

外で寝ても刺されませんし、テントに入るときに虫が入らないように気をつける必要もありません。

2. 人がいない

人がいません。

超有名で年中人だらけのキャンプ場、ふもとっぱらキャンプ場でも冬ならこの空き具合。


ちなみにシーズンにくるとテントがひしめき合い、隣のおっさんがいびきをかけば寝られません

場所を選べばこんなダイナミックな写真も撮れます。

冬でなければふもとっぱらでこんな写真は撮れないでしょう。

3. 星が綺麗

星が綺麗です。

その場所で最も美しく星が見られる季節に、寒いというだけで行かないのは本当にもったいないです。


1.2 欠点

欠点は寒いこと。

でも寒いのでたき火は気持ち良いし、木は乾燥していて拾った枝はよく燃えます。

でも寒さがネックでみんな行かないんだと思います。

だからキャンプ場が空いているので、私としては嬉しいのですが…。

なので、この後は寒さ対策について書きます。


2. 寒さ対策について (起きている間)

年末年始など、富士山の麓でキャンプします。

最低で-11℃の中寝ましたが、なんとか生きています。

行くまでの道さえ凍っていなければ、バイクでもなんとかなるんです。

でも、

超良いシュラフ(寝袋)使ってたり、
超高い暖房装備使ってるんでしょ?

って思いますか?

そんなことないです。工夫次第でなんとでもなるんですよ。

いったん、起きている間の装備について書いて、その後寝ている間の装備について書きます。

2.1 起きている間の装備について

起きている間の装備は簡単です。

焚き火台があればそれで良いです。

コツはとにかくたき火に当たること。


冬のたき火は気持ち良いんですよ。

バイク向けにオススメの焚き火台はこちらの記事を参照ください。

薪は買ったままだと燃えないので、昼の間に割ってしまいます。

薪を割るために鉈を持って行くのがオススメです。安いので構いません。


あとは、ハスクバーナ製の手斧なんかもバイク同士ドヤれて良いです。

created by Rinker
ハスクバーナ・ゼノア

別ブログにハスクバーナの斧の素晴らしさを書いたので暇な人はぜひ。

https://camp-touring.tokyo/hachietsuto-h900/



そしてたき火の周りに置いて乾かしておきます。

決してこんな置き方をしてはいけません。

※この後キャンプファイヤーみたいになりました。


このたき火で料理もできますし、スープを作れば最高に暖まります。

ただ、一点注意があります。

風が強いと穴が空きます。

なので、カナダグースのジャケットなど、暖かいけど高級なジャケットはたき火には向きません。

たき火臭くなりますし、ワークマンの暖かいジャケットとかが良いと思います。

3. 寝るときの装備について

寝る時の装備は少し工夫は必要です。

コツは、とにかく床からの冷えを防ぐこと。

なので、まず床からの冷えについて書きます。

3.1 床からの冷え対策

冬キャンプのキモと言っても良いです。

どんなに良いシュラフを使っても、床の対策が足りないと凍えて寝られないです。

なので、僕は以下のようにして断熱しています。

※以下、地面から近い順です。

・ブルーシート (100均)

安いので良いです。冬じゃなくても使いましょう。

・テント

安いのでも良いです。

・新聞紙 (スポーツ新聞とか)

コンビニで買って、床に敷くと少し違います。翌日は着火剤に。

・銀マット

安いので良いです。

・エアマット

なければ梱包材(プチプチ)とか敷くと違います。

・チェアカバー

チェアカバー。昼は椅子に掛けてます。

・シュラフ

モンベルの#3を使用しています。後述。

・ジャケット

シュラフの上から被せます。

だいじなこと

大事なのはとにかく、地面とシュラフの間に空気の層を作ること。

お金がないなら銀マットを3枚くらい持っていっても良いくらいです。

お金のある人はコットを買うと良いです。(キャンプ用のベッドです)

僕は最近、ドッペルギャンガーのバッグインコットを買いました。

左手前のやつです。


コットを使うと地面と空気の層ができるので、底冷えが防げます。

3.2 シュラフ(寝袋)選び

冬に使えるシュラフは、ある程度の寒さに耐えられるもので、風が入らない構造である必要があります。

そのため、マミー型で、リミット温度が低い物を買いましょう。

高い物でなくて良いです。

※リミット温度は死なない温度、コンフォート温度は快適な温度です。

寝袋を買う際は必ずチェックしましょう。

ちなみに僕のシュラフはリミット温度1°です。

# リミット温度はおそらく、工夫せず寝袋単体で寝た時の温度だと思います。

ある程度、冬用のものであればあとは周りの工夫でなんとかなります。

が、夏用の封筒型シュラフで行くと流石に危ないと思います。


3.3 その他の寒さ対策

安く、その場にコンビニがあればできる対策として、カイロを貼るというものがあります。

全然違うので、僕は毎回用意しています。

血管の多い、体のみぞおち、背中、脇の下にカイロを貼ります

また、事前に準備できるなら湯たんぽがオススメです。

湯たんぽをタオルにくるんでシュラフに入れると超暖かいです。

# なければお湯をペットボトルに入れてタオルにくるむと簡易湯たんぽになります

オススメは金属製の湯たんぽを持っていって、水を入れて直火で暖めちゃうことですね。

お湯を入れるの面倒なので。


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4. まとめ

寒さ対策がほとんどの記事になりましたが、冬のキャンプは魅力いっぱいです。


マイナスの中で寝るというのは、良い経験ですし話のネタにもなります。

ぜひ行ってみて下さい。

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