【レビュー】ADV150でタイをオンオフ715km走行した感想

2020年2月初旬、ADV150でタイのオンロード、オフロードを715kmほどツーリングしました。

数値上の評価ではなく、私自身が乗車し感じた感想になります。

総評すると、非常に完成度が高く素晴らしいバイクです。

※商用の記事ではなく、完全に個人の感想です。参考程度にして下さい。

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1. どこを走ったか

タイのオン/オフロードを715km走りました。

北タイのメーホンソンループという有名な道で、オンロードのカーブ1,864個、高低差2000m、横道のオフロード多数のため、かなり良いテストライドになったのではと思います。

出典:Oh!Magazine

※タイにはツーリングで行っただけで、日本在住です。

オンロードが主ですが、オフロードも数十キロ走ったと思います。

2.レビュー

2.1 総評

全体的に東南アジアスクーターによくあるプラスチック感のあるチープなパーツは少ないです。

LEDライトやアイドリングストップ、キーレスなど多彩な機能に加え満足度の高い走りが実現できています。

非常に開発コストのかかった素晴らしいバイクであると感じました。

しかし、機能が良い分、値段が高いことが唯一の悪い点かもしれないですね。

値段なりに良いバイクであるが、節約家には手が出しづらいバイクかもしれません。


2.2 走行性能

オンオフともに文句がないです。

街乗りやツーリングでは難なくこなせます。

ただし、本気でオンロードを攻めるにはサスが柔らかすぎますし、本気でオフロードを攻めるにはストロークが足りません。

そういう本気のバイクではないことを理解し、過度な期待はしてはいけません。

トルク/最高速

トルクは150ccなりにあり、中低速の加速が素晴らしいです。

しかしオフロードを走るなら、極低速のパンチはもう少し欲しかったです。

最高速は100km/hまでは確認しました。

60km/hからの伸びも十分にあり、追い越しに困ることはなかったです。

タイの国道は100km/hで流れていますが、流れに乗れず危険を感じたことはなかったです。

フロントサスペンション

ストローク量の多い正立フォークが良い仕事をしており、柔らかく乗りやすいです。

本気でオフロードを攻めるのは難しいですが、少しのダートで困ることはありません。

スクーターでここまでやるのか、というほどストローク量があります。

かなりサスペンションに力を入れていると感じました。

リアサスペンション

SHOWA製、別体タンクのサスが付いており、非常に豪華です。

柔らかく、街乗りが非常に快適でした。

こちらもオフロードを本格的に攻めるには難しいですが、少しの荒地は苦にならないです。

ブレーキ

ニッシンのキャリパー/マスターが素晴らしく効きます。

ブレーキディスクも必要十分に大きいです。

オフロードでリアがロックし、驚きましたがフロントのみABSが作動する仕様のようです。

オフロード走行を考慮してのことだと思いますが、スクーターでここまでやるか、と感銘しました。

2.3 装備

150ccでありながら、フラッグシップであるかのような豪華装備です。

ヘッドライト/ウインカー

LED採用で非常にカッコいいです。

街灯の少ないタイの田舎を走りましたが、必要十分に明るいです。

日本で光量不足に困ることはまずないでしょう。

ハンドル

驚きのテーパーバー(28.6mm径のハンドル)装備です。

オフローダーは転ぶことが多いため、曲がりづらい太いテーパーバーを装備することが多いです。

しかし、スクーターでテーパーバー採用は初ではないでしょうか。

私のWR250Xですら通常の22.2mm径のハンドルです。

見た目もマッチョでカッコいいです。

※スマホホルダーは22.2mm径向けが多いため、注意しましょう。

スクリーン

社外品を付けているのかと思うほど大きいです。

2段階に調整できます。

ずっと低い方で走りましたが、風はかなり防げます。

伏せるとさらに効果を感じられます。

メーター

昼でも見やすいです。

速度だけでなく燃費、燃料計、気温計、燃費計、電圧計、時計…など盛りだくさんの表示です。

慣れるまで何が何だか分かりませんが、慣れると便利です。

スマートキー

反応もよく便利でした。

使い方は難しくなく、1日で慣れました。

キーオン、キーオフ、ハンドルロックからシート開閉、ガソリンコック開閉までここだけでできます。

キーを失くすことだけが怖いです。※後述

ラゲッジボックス(メットイン)

ラゲッジボックスは27Lと大容量です。

大きすぎないフルフェイスは入るようです。

※AraiのRX-7XのLサイズは入りませんでした。

また、フォロワーさんの情報によるとSHOEIのNeotecのLサイズは入らないようです。

充電ソケット

使用しなかったので知りませんでしたが、USBソケットが青丸のインナーボックス内にあるようです。

私はモバイルバッテリーをこのボックスに入れて使用していました。

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2.4 気になった点、惜しい点

素晴らしいバイクであることは伝えましたが、強いて惜しい点をあげるなら…!ということを描いてみました。

ヒールグリップをするとタンクが傷つく

スクーターという特性上、ニーグリップができません。

バランスをとるためにはヒールグリップをするしかないのですが、もれなくタンクが傷つきます。

また、バイクを乗り降りする際、右足はタンクを跨ぐと思いますが、その際も蹴って傷つけてしまいます。

構造上、仕方ないので後付けのガードとかが出るとより良いですね。

ハンドルにつけたスマートフォンへの充電が困難

インナーボックスにUSBがありますが、ハンドルにつけたスマホは充電できません。

ボックスを閉じるとケーブルが挟まるためです。

少しの工夫で改善しそうですが、工夫しないとケーブルが断線します。

シートが硬い

シートがかなり硬めです。お尻が痛かった…。

シートの後方は荷物で埋まっていたので、前方に座っていましたが、前方が硬いだけ…?

東南アジア仕様かもしれません。

タイの人は無理な積載をしたり、3~4人乗りをするので硬めにしているのかも。

日本仕様では柔らかいと信じたいです。

インキーのリスクがある

メットインに鍵を入れた際、インキーしました。

その場合、キー横のカバーを外した時に見える銀の穴に、購入時ついてきたバーを差し込んで捻るとシートが開くのですが…注意するしかないですね。

キーは2本用意すべきかなと思いました。

ATで本格的なオフロードは無理

当たり前ですが…笑

スクーターの特性上仕方ないですが、フロントが非常に重いと感じました。

また、アクセルを捻ってもすぐにリアに力が伝わりません。半クラッチが使えないためです。

サンドは特に苦手でしょう。

アクセルを開けても開けてもリア荷重にならず、フロントが重く突き刺さるのでハンドルを取られまくりでした。


また、純正タイヤがオフロードをガチれるようなパターンではありません。

少しのダートに入っても不安がない、程度のオフロード性能と思いましょう。

オンロードで攻めないように注意が必要

サスの設定が柔らかめなため、オンロードのカーブは攻められません。

そういうバイクじゃないのは承知の上ですが、気をつけましょう。

日本でシグナスSR、台湾一周でSMAX(MajestyS)を乗りましたが、比較してもグニャります。

突然荷重が抜けてビックリするので、調子に乗らないようにしましょう。

3.まとめ

国内仕様とタイ仕様、多少の違いはあるかもしれません。

しかし、素晴らしいバイクだと思います。

少なくとも、ツーリングや街乗りに使用するなら、これ以上のスクーターはないのではないでしょうか。

何より、見た目がかっこいいです。

個人的には、最近のホンダのバイクは(アフツイ以外)イケてないと思っていたので、これほど素晴らしいバイクが出て驚きました。

150ccスクーターをお探しの方は、これ一択だと思います!

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