【バイクの撮り方】-ストロボの使い方- (中級者向け)

かっこいいバイクの撮り方第三弾です。

バイクと夜景を撮るときのカメラ設定についてです。

カメラの設定がよく分からないよー!っていう人はすいません…。

1. 夜景で大事なのはホワイトバランス

夜景を撮るときはホワイトバランス(以下WB)のケルビンを低く!というのは基本ですね。

いわゆる、電球モードや蛍光灯モードにするってやつです。

中級者向けなのでWBに関する話は理解しているものとして割愛します。

夜景撮影では色味が非常に大事です。

# もちろん、ケルビンを高くしてオレンジな写真にするのも味があっていいと思います!

1.1 WBは数値で設定した方が良い?

上手い人は数値で設定する人が多いですね。

なんで?電球でいいじゃん。と私も思ってました。

数値でケルビンを指定した方が細かく設定できるし、何より「このくらいの夜景なら数値はこのくらい!」っていうのが具体的な値で体に身に付いてくるので数値がおすすめです。

工場夜景も星空も夜ポートレートも全部「電球」ってすごいアバウトですからね。

1.2 RAWで撮っときゃあとで調整できるし良いでしょ。

まあ…ある種正解なんですが、現像後の作品のイメージとなるべく近い者を撮影現場で確認して微調整したいんですよね。

あとは、ケルビンを下げすぎて、青が飽和しちゃった!ってなったら修復不可能ですよね?

なので、現像時のWBは微調整にしてなるべく撮影時にベストに近くするべきです。

例として工場夜景を!

これはストロボなしの撮影です。WBは多分3000K~3500Kくらい。

これだと、バイクと背景の明るさの差が激しいです。



これだと、バイクと背景の明るさの差が激しいです。

コントラストが出て、引き締まった写真なので好きですがこれにストロボをあてたーい!

という話になったときのやり方について。

2. 本題!ストロボの炊き方

上記の写真にそのままストロボを当てます。

カメラのWB設定は背景に合わせて3000Kくらいです。

ですが、ストロボっていうのは5500Kくらいを想定して光を出します。

# 要するに、昼の晴れで使うように設計されてます。

そうすると、背景は3000Kにしたいけど、バイクは5500KでWBを合わせたい、となり矛盾が生じます。

# つまり、背景は電球、バイクは晴れモードで撮りたいみたいな感じです。



・・・どうしましょう。

ここで、以下の2パターンを考えてみましょう。

1. バイクにWBを合わせてみ

2. 背景にWBを合わせてみる

では、1. バイクにWBを合わせてみる から


はい。背景がオレンジになっちゃいました。

これはこれで面白い表現技法ですが、背景は本来やりたかった色ではなくなっちゃいました。

次に、2. 背景にWBを合わせてみる を見てみましょう。


バイクにあたった色が青っぽくなり、なんか不自然な光のあたり方です。

# 初心者にありがちな「フラッシュ炊きました!!!!」って写真です。

1.はともかく、2.はイケてないですね。

ここでぜひ取り入れて欲しいのが、ストロボカラーフィルターです。

私が使ってるのは以下。1000円もしないです。

これはレンズに付けるカラーフィルターではなく、ストロボにつけるカラーフィルターです。

これを使うことによって、ストロボから出る光の色を変えます。

2. で背景にWBを合わせた時にバイクが青白くなってしまったのを補正するためにバイクにオレンジの光を当てます。

で、できるのがこちら。


これで背景とバイクのバランスが取れました。

このストロボフィルターはすごく万能で、例えば青のフィルターを夕日の背景で使って、バイクに当てた青をオレンジに補正すれば夕日がよりいっそう赤、オレンジになります。

また、黄色や紫などを使い、それを補正すれば背景がドラマチックな色に変化します。

使い勝手は無限、そしてストロボを持ってるひとは1000円くらいで導入できます。

そして、カメラバッグのスペースも取りません。

ぜひ、常備しておいて欲しい一品です!試してみて下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です